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サウジカップ2021 ブックメーカーオッズ

総賞金2000万ドルの世界最高賞金レースであるサウジカップが2月20日に開催されます。

賞金は以下の通りです。5着でも1億円ちょっとなので日本のダートレースで最高のチャンピオンズカップフェブラリーステークスの優勝賞金1億円を超えるという破格の大盤振る舞いです。

その上、人馬の輸送費等は負担してくれるし予備登録料と出馬登録料も無料です。ドバイワールドカップも輸送費等は負担してくれますが出馬登録料が1300万円くらいかかります。

1着 1000万ドル
2着  350万ドル
3着  200万ドル
4着  150万ドル
5着  100万ドル
6着  60万ドル
7着  50万ドル
8着  40万ドル
9着  30万ドル
10着  20万ドル
※最大14頭立て

ブックメーカーのウィリアムヒルのオッズは以下の通りで、チュウワウィザードは13倍の5番人気です。

人気を二分するのがアメリカの2頭。マリブステークスを圧勝したシャーラタンと、ブリーダーズカップダートマイルとペガサスワールドカップを完勝したニックスゴーです。

それに次ぐのが昨年のサウジダービーでフルフラットの2着だったフランスダービー馬ミシュリフです。オーナーがサウジアラビアのファイサル殿下なので今年もここに出るということでしょうかね。

次が前走英チャンピオンステークスを勝ったアデイブですが、昨年も勝ったオーストラリアのクイーンエリザベスステークスに出走する予定で、ここは回避するかもしれません。

チュウワウィザードと並ぶのが昨年プリークネスステークスで米年度代表馬のオーセンティックを破ったスイススカイダイバーと、前走ドバイでアルマクトゥームチャレンジラウンド1(GⅡ)を勝ったミリタリーローです。

他にアメリカの善戦マンの2頭、昨年の5着馬タシトゥスと前走ペガサスワールドカップで5着だったコードオブオナーもオッズが提示されています。

アメリカのダートの牡馬は上位馬が軒並み引退したので、こことドバイワールドカップはチュウワウィザードにとってチャンスじゃないでしょうか。

3  シャーラタン
5  ニックスゴー
8  ミシュリフ
9  アデイブ
13 チュウワウィザード
13 スイススカイダイバー
13 ミリタリーロー
17 タシトゥス
26 コードオブオナー

1着賞金90万ドルのリヤド・ダートスプリントは昨年2着のマテラスカイとジャスティン、コパノキッキングが招待を受諾しており、今年も期待できます。

同じく1着賞金90万ドルで昨年フルフラットが勝ったサウジダービーはフランスゴデイナとピンクカメハメハが招待を受諾しています。タケルペガサスも選出されましたが辞退したようです。

昨年ディアドラが2着だった1着賞金60万ドルのミドルディスタンス・ターフカップはディープボンドが選出されましたが辞退、準メインで1着賞金150万ドルのロングディスタンス・ターフハンデキャップと1着賞金60万ドルの1351ターフスプリントは今のところ日本からの選出馬はいないようです。

ミドルディスタンス・ターフカップと1351ターフスプリントは、賞金がそれほど高くないですし日本の他のレースもある時期なのであまり積極的な陣営がいないようですが、来年以降コロナが収まれば日本のGⅡでは厳しいような馬あたりにぜひ行ってほしいところです。

ロングディスタンス・ターフハンデキャップは賞金が天皇賞・春と同じくらいで魅力的ですが去年も日本からの出走馬がいませんでした。ハンデ戦ですし天皇賞・春とその前哨戦と時期が近いので天皇賞が勝ち負けという馬は出ないし、そうでない馬は登録するけど選出されないという感じになっています。グローリーヴェイズ、ワールドプレミア、アリストテレスクラスが出るレースではないでしょうけどその下のクラスに出てほしいですね。