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ドバイワールドカップ2022 ブックメーカーオッズ

(1月2日更新)
今年のドバイワールドカップデーは3月26日に開催されます。昨年の日本馬は1勝もできませんでしたが、4つのGⅠで2着に入り、様々なカテゴリーで層の厚さを見せました。

現時点のドバイワールドカップ(GⅠ)のブックメーカー(ウィリアムヒル)のオッズは以下の通りです。
9 テーオーケインズ
9 ミスティックガイド
9 ホットロッドチャーリー
13 マニークール
15 リアルワールド
21 チュウワウィザード

テーオーケインズが9倍の1番人気タイになっています。1番人気でも9倍なので、まだまだ様子見のオッズではありますが、チャンピオンズカップの勝ちっぷりが良かったのはもちろん、ブリーダーズカップディスタフ制覇やドバイワールドカップ2着により日本のダート馬の評価が高まりつつあることの表れかもしれません。

他にアメリカの馬2頭が横並びの1番人気になっています。まずは、昨年の覇者ミスティックガイドです。昨年の7月に骨折して半年を棒に振りましたが、復帰が見込まれているようです。もう1頭がアメリカのこの世代の最強クラスの1頭であるホットロッドチャーリーです。前走、12月26日のサンアントニオステークス(GⅡ)では圧倒的1番人気でしたが、エクスプレストレインにハナ差で敗れました。

4番人気が昨年の3着馬マニークールで13倍です。フランス調教馬ですが、ゴドルフィンの馬で今年も参戦が見込まれているようです。前走は11月19日のバーレーンインターナショナルトロフィー(GⅢ)で3着でした。

5番人気は同じくゴドルフィンのリアルワールドで15倍です。欧州の芝で4連勝中で、前走は10月2日のダニエルウィルデンシュタイン賞(GⅡ)でザレヴェナントに勝っています。

6番人気は昨年の2着馬チュウワウィザードで21倍です。サウジカップに選出されればサウジカップから、選出されなければ川崎記念からここへと報道されています。

ドバイワールドカップ以外のレースへの登録を予定している日本馬は以下の通りです。ちなみにエフフォーリアはオーナーのキャロットファームの代表が国内専念と言っているので、目標は大阪杯でしょう。

ユーバーレーベンが京都記念をステップにドバイへと報道されています。これまでの距離実績から考えてドバイシーマクラシック(GⅠ)の方でしょうか。

オーソリティがサウジカップデーのレッドシーターフハンデキャップ(GⅢ)とネオムターフカップ(GⅢ)に登録するようです。オーソリティクラスの馬がそれだけを目標にするとは考えにくいので、ドバイシーマクラシックへの転戦が視野に入っていると思われます。ただ、同じシルクレーシングのグローリーヴェイズもドバイシーマクラシック出走があり得ると思うので、2頭出しをするのかどうでしょうかね。

ディープボンドは有馬記念前に一度叩いてドバイシーマクラシックへ、との報道がありましたが、最終的に阪神大賞典天皇賞・春宝塚記念というローテーションに落ち着いたようです。

ドバイターフ(GⅠ)の方は現時点で出走を表明している馬はいませんが、日本馬が得意とするレースですので、オミクロン株で出走が難しくならない限りは誰かが出走すると思います。

サリオスとヒシイグアスは昨年も登録しましたし登録しそうですが、どちらも堀厩舎なのでこちらも2頭出しまでするかはわかりません。シュネルマイスターも手塚調教師が毎日王冠後にドバイターフについて言及していたので出走の可能性があります。昨年2着のヴァンドギャルドも当然出走の可能性があると思います。

ドバイゴールデンシャヒーン(GⅠ)は、レッドルゼルが昨年と同様、フェブラリーステークスからの出走を予定しています。他に、コパノキッキングとダンシングプリンスがサウジカップデーのリヤド・ダートスプリント(GⅢ)に登録予定ですので、そのまま転戦の可能性があります。

オミクロン株で今後どうなるか不透明ですが、無事に開催されて日本馬が出走できることを願っています。