海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

有馬記念2020 予想レーティング

クロノジェネシスが春秋グランプリ連覇を果たし、また牝馬が上位を占めました。予想レーティングは以下の通り。括弧内はプレレーティングです。

1着 119(120) クロノジェネシス
2着 118(114) サラキア       クビ
3着 121(123) フィエールマン    クビ
4着 113(116) ラッキーライラック 2 1/2
5着 116(118) ワールドプレミア   1/2
5着 112(119) カレンブーケドール  同着
7着 116(116) ペルシアンナイト  アタマ
8着 114(111) クレッシェンドラヴ 1 1/2
9着 113(109) オセアグレイト    クビ

5着までだけ見れば全体的にプラス2してもいいところです。ただ、そうするとペルシアンナイトが117以上になりクレッシェンドラヴとオセアグレイトもプレレーティングを大幅に超えてしまいます。

GⅠにおいて7着以下で獲得したレーティングは最終的にその馬の持ちレートとは評価されないので、7着以下は無視するという手もなくはないですが、整合しないのはやはり気になるので上記の通り予想しました。

2500mのクビ差のレーティング差は0.5なので、2着と3着の間と8着と9着の間は差をつけない可能性もあります。また、勝ち馬ボーナスをもっとつけて1着と2着の差を2以上つけることもあり得ます。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 126 リスグラシュー
2018年 122 ブラストワンピース
2017年 124 キタサンブラック
2016年 122 サトノダイヤモンド
2015年 119 ゴールドアクター
2014年 118 ジェンティルドンナ
2013年 129 オルフェーヴル
2012年 124 ゴールドシップ
2011年 123 オルフェーヴル
2010年 121 ヴィクトワールピサ

クロノジェネシスとサラキアは牝馬アローワンスを加えると123、122で平均的な勝ち馬並みのレーティングと言えます。

レースレーティングは122.25で、凱旋門賞と並んで暫定世界10位タイです。国内ではジャパンカップ天皇賞・秋安田記念に次いで4位です。

今年の日本馬の暫定的なレーティングは以下の通りです。
・128(牝馬124)
アーモンドアイ
・124(牝馬120)
コントレイル、クロノジェネシス
・123(牝馬119)
フィエールマン、グローリーヴェイズ、グランアレグリア、デアリングタクト、カレンブーケドール
・122(牝馬118)
サラキア
・120(牝馬116)
サートゥルナーリア、ラッキーライラック

ここに香港カップを勝ったノームコアが117か118、2着のウインブライトが119か120で入ってくると思います。
今年は日本馬のレベルが過去最高クラスに高く、それはレーティングにも表れています。
特に牝馬のレベルは文句なしで過去最高でしょう。

アーモンドアイ、サラキア、ラッキーライラックは引退しますが、来年もレベルの高い面白いレースが見れそうです。
サラキアはせっかく本格化したのにGⅠを勝てずにこれで引退というのはもったいないですが、お母さんのように強い馬をたくさん出してほしいですね。

コロナの変異種が見つかって海外との行き来がまた厳しくなりました。春にサウジやドバイ、香港、オーストラリアに遠征できれば、レベルの高い日本馬が活躍すると思いますが、なかなか難しいかもしれません。

まずは無事に来年も国内レースが開催されて、今年の秋のようにすばらしいレースが繰り広げられることを願っています。