香港国際競走は、ヴァーズとカップは順当に日本馬が、マイルも大本命の地元馬ゴールデンシックスティが勝ちましたが、スプリントは4頭が落馬する大事故が起き波乱の結果となりました。
予想レーティングは以下の通りです。着差は1着馬からのもので、括弧内はプレレーティングです。
香港ヴァーズ
1着 123(120) グローリーヴェイズ
2着 120(121) パイルドライヴァー 1
3着 112(112) エベイラ 3 1/2
4着 112(115) コロンバスカウンティ 6 1/2
香港スプリント
1着 115(115) スカイフィールド
2着 109(112) レシステンシア 3/4
3着 111(108) クーリエワンダー 1 1/2
4着 110(117) ホットキングプローン 2
香港マイル
1着 122(120) ゴールデンシックスティ
2着 117(117) モアザンディス 1 3/4
3着 116(115) サリオス 2
4着 111(114) マザーアース 2 1/2
5着 115(118) インディチャンプ 2 3/4
6着 115(113) ヴァンドキャルド 2 3/4
香港カップ
1着 115(118) ラヴズオンリーユー
2着 118(114) ヒシイグアス 短頭
3着 116(110) ロシアンエンペラー 1
4着 116(121) ドバイオナー 1 1/4
5着 114(107) トゥールビヨンダイヤモンド 2 1/2
香港ヴァーズはほぼプレレーティング通りの着順となりました。パイルドライヴァーとエベイラの着差がプレレーティングの差と近いので、2着以下は大体上記の通りになると思います。
グローリーヴェイズは昨年の香港ヴァーズで125、昨年のジャパンカップで123がついています。着差以上の圧勝だったので勝ち馬ボーナスを1.5つけて123としました。直接対決で負けているラヴズオンリーユーを上回るのが気になりますが、距離が異なるので許容範囲と考えました。
香港スプリントは落馬事故があったのでレーティング水準をどの程度にするか難しいです。勝ったスカイフィールドのプレレーティングが115で昨年のダノンスマッシュも115だったので、115以上は間違いないと思います。
レシステンシアのプレレーティングは高松宮記念の112ですが、香港のハンデキャッパーは、春のチェアマンズスプリントプライズの時点ではそれを容認していたようですが、その後、111に下方修正したようです。111を基準にするとスカイフィールドは117か118になります。
香港マイルはモアザンディスを基準にして勝ち馬ボーナスを1.5をつけると上記予想の数値になりますが、ゴールデンシックスティは勝ち馬ボーナスをもっとつけるかもしれません。
サリオスがプレレーティングより上がるのは問題ないと思いますが、ヴァンドキャルドが上がるのをどこまで許容するかが問題です。昨年のマイルチャンピオンシップ6着の115が自身の最高値なので、そこが上限かなと思います。
香港カップはロシアンエンペラーとトゥールビヨンダイヤモンドのプレレーティングが低いので、レーティングの水準をどの程度にするか難しいです。
ラヴズオンリーユーをプレレーティングと同じ118にすると上記2頭が高くなりすぎるので、例年の勝ち馬レベルの116か115程度になると予想しました。
ピクシーナイトは骨折したようなので高松宮記念には間に合わなさそうです。来年のスプリンターズステークスで元気な姿を見られることを願っています。福永騎手も命に別状はなさそうですが心配です。
ゴールデンシックスティは来年の安田記念に来てほしいですね。グランアレグリアなら勝てると思いますが、シュネルマイスターを筆頭とする今の日本のマイラーでは厳しいかもしれません。グランアレグリアとの対決が実現しなかったのは残念です。
ラヴズオンリーユーが春のドバイから香港、秋のブリーダーズカップから香港という2つのローテーションを成功させたことで、今後の日本馬の選択肢が広がりました。
ヒシイグアスはまた大外で運がなかったですが、来春はラヴズオンリーユーが開拓したローテーションで、ドバイターフ、クイーンエリザベス二世カップ(香港)を連勝するかもしれません。
馬券的には、ヴァーズが2点買いで3連単15.3倍的中、マイルが3点買いで3連複76.2倍的中と大幅にプラスとなりました。ドバイも当たりましたし、日本の競馬は当たりませんが、海外競馬は得意な気がします。