日本ダービーの公式レーティングが以下の通り公表されました
2020年5月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA
1 コントレイル 122(120)
2 サリオス 3 117(119)
3 ヴェルトライゼンデ 1 3/4 114(112)
4 サトノインプレッサ アタマ 114(111)
5 ディープボンド 1/2 113(109)
6 ガロアクリーク ハナ 113(113)
7 ブラックホール ハナ 113(108)
8 ワーケア 3/4 112(109)
9 マイラプソディ クビ 112(112)
10ビターエンダー アタマ 112(109)
11サトノフラッグ 1/2 111(112)
12コルテジア 3/4 110(109)
※括弧内はプレレーティング
コントレイルは予想通り122でしたが、サリオスは予想より1高い117でした
2400mの3馬身はレーティング差4か5であり、1着と2着の差が3馬身の場合は勝ち馬ボーナスも含めて5の差とすることが多いのでセオリー通りです
あとはクビ差のマイラプソディ以下の馬が予想よりさらに1ずれました
2400mのクビ差はレーティング差0か1のところを私は1の差、公式は0の差としたことによる乖離です
3~5着馬がプレレーティングを上回るのはいいとして、ガロアクリークが皐月賞3着と同じで、3番人気で8着に終わったワーケアが弥生賞(2着)より3も高く、マイラプソディが京都2歳S(1着)と同じ、ビターエンダーは共同通信杯(2着)より3高く、4番人気で11着に終わったサトノフラッグは弥生賞(1着)より1低いだけ、12着のコルテジアに至ってはきさらぎ賞(1着)より1高いというのは全体的に高すぎる気がします
スローペースで差がつかなかったということは足を余して最大のパフォーマンスを発揮していない馬が多いということなので、プレレーティングより低くなるのはやむを得ないところです
コントレイルは確かに122をつけたいところなので、それに引きずられて他馬のレーティングが高くなってしまったと言えます
ただ、日本馬のレーティングは上がってきたとはいえまだ実力に比べて若干低い印象なので、過大につけすぎたというよりはこれまでのトライアル等のレーティングが結果的に控えめだったのかなと思います
過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです
2019 ロジャーバローズ 119
2018 ワグネリアン 119
2017 レイデオロ 120
2016 マカヒキ 121
2015 ドゥラメンテ 121
2014 ワンアンドオンリー 119
2013 キズナ 119
2012 ディープブリランテ 118
2011 オルフェーヴル 120→122
2010 エイシンフラッシュ 118
コントレイルの122はディープインパクトの124に次ぎオルフェーヴルと並ぶ歴代2位で、レース直後につけられたレーティングとしては歴代単独最高です
予想記事では121が過去最高としていましたが、ディープインパクトは119から124に、オルフェーヴルは120から122に最終的に上方修正されています
レーティングが事後修正された場合、2015年以降はJRAのホームページのレーティングも修正されていますが、2014年以前は修正されていないようで、事後修正の有無を確認していませんでした
秋のコントレイルのローテーションは神戸新聞杯→菊花賞→ジャパンカップと発表されました
アーモンドアイは天皇賞・秋→ジャパンカップor香港カップで、デアリングタクトは秋華賞→ジャパンカップの可能性が高いと思うので、3頭の三冠馬による三帝会戦が見られるかもしれません
中3週→中4週と今時にしてはきつめのローテーションになりますし菊花賞→有馬記念は黄金ローテなので、体調次第では有馬記念に変更になるかもしれませんが、3頭の対決はこれが最初で最後のチャンスだと思うのでぜひ実現してほしいところです