海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

【有馬記念2020】クロノジェネシスのレーティングは120

有馬記念の公式レーティングが公表されました。
2020年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 120(120) クロノジェネシス
2着 119(114) サラキア       クビ
3着 123(123) フィエールマン    クビ
4着 115(116) ラッキーライラック 2 1/2
5着 118(118) ワールドプレミア   1/2
5着 114(119) カレンブーケドール  同着
7着 118(116) ペルシアンナイト  アタマ
8着 116(111) クレッシェンドラヴ 1 1/2
9着 116(109) オセアグレイト    クビ
※括弧内はプレレーティング

予想より1~3高い結果となりました。
距離が長いと思われるペルシアンナイトのほかクレッシェンドラヴやオセアグレイトもプレレーティングよりかなり高くなってしまうのを回避するため、全体的に2下げた予想をしていましたが、7着以下のレーティングは参考値に過ぎないので5着までの馬の整合性を重視したということでしょうか。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 126 リスグラシュー
2018年 122 ブラストワンピース
2017年 124 キタサンブラック
2016年 122 サトノダイヤモンド
2015年 119 ゴールドアクター
2014年 118 ジェンティルドンナ
2013年 129 オルフェーヴル
2012年 124 ゴールドシップ
2011年 123 オルフェーヴル
2010年 121 ヴィクトワールピサ

クロノジェネシス牝馬アローワンスを加えると124でリスグラシューオルフェーヴルに次ぐ3位タイ、サラキア、フィエールマンも例年の勝ち馬並みのレーティングです。

レースレーティングは122.5で、凱旋門賞を上回り暫定世界10位です。国内ではジャパンカップ天皇賞・秋安田記念に次いで4位です。

昨年の日本馬の暫定的なレーティングは以下の通りです。
・128(牝馬124)
アーモンドアイ
・124(牝馬120)
コントレイル、クロノジェネシス
・123(牝馬119)
フィエールマン、グローリーヴェイズ、グランアレグリア、デアリングタクト、カレンブーケドール、サラキア
・120(牝馬116)
サートゥルナーリア、ラッキーライラック

ここに香港カップを勝ったノームコアが117か118、2着のウインブライトが119か120で入ってくると思います。

サラキアも119ですし安田記念のグランアレグリアは上方修正が必要な気がします。3着のインディチャンプは117でしたが、ノームコアに勝ちアーモンドアイに僅差ですからマイルチャンピオンシップの119はつけるべきでしょう。あれだけ強い勝ち方だったのになぜか勝ち馬ボーナスもつけていないので、グランアレグリアは122か123でも不思議はないと思います。マイルチャンピオンシップの117との乖離が広がるのが気になりますが、直線で進路がなかったせいだと考えれば問題ないと思います。

昨年は日本馬のレベルが過去最高クラスに高く、それはレーティングにも表れています。
特に牝馬のレベルは文句なしで過去最高でしょう。

アーモンドアイ、フィエールマン、サラキア、ラッキーライラックは引退しましたが、今年もレベルの高い面白いレースが見れそうです。
サラキアはせっかく本格化したのにGⅠを勝てずにこれで引退というのはもったいないですが、お母さんのように強い馬をたくさん出してほしいですね。

コロナの変異種が見つかって海外との行き来がまた厳しくなりました。春にサウジやドバイ、香港、オーストラリアに遠征できれば、レベルの高い日本馬が活躍すると思いますが、例年のような規模では遠征できないかもしれません。

まずは無事に今年も国内レースが開催されて、昨年の秋のようにすばらしいレースが繰り広げられることを願っています。