海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

グレナディアガーズのレーティングは115【朝日杯フューチュリティステークス2020】

朝日杯フューチュリティステークスの公式レーティングが公表されました。
2020年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 115 グレナディアガーズ
2着 113 ステラヴェローチェ  3/4
3着 110 レッドベルオーブ  1 1/2
4着 109 バスラットレオン   1/2
5着 109 ブルースピリット  クビ
6着 108 ロードマックス   クビ

全馬予想通りでした。
2歳戦においてプレレーティングとの整合はあまり重要ではありませんが、レッドベルオーブとロードマックスはプレレーティングと一致します。

1600mでは3/4馬身、1馬身半、1/2馬身、クビのレーティング差はそれぞれ1.5、3、1、0.5で、1着と2着の3/4馬身差は勝ち馬ボーナス込みで2の差とすることが多いので、通常通りつけられたようです。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 116 サリオス
2018年 116 アドマイヤマーズ
2017年 117 ダノンプレミアム
2016年 115 サトノアレス
2015年 116 リオンディーズ
2014年 114 ダノンプラチナ
2013年 113 アジアエクスプレス
2012年 113 ロゴタイプ
2011年 114 アルフレード
2010年 113 グランプリボス

ダノンプレミアムの117が歴代最高レーティングで、ここ3年は着差がついたので116以上でした。
今年はレコードでしたが着差がつかなかったので115でした。
ただ、昨年のホープフルステークスのコントレイルも115だったので、決して低い数値ではありません。

グレナディアガーズは中内田調教師が距離延長しないと言っているので、来年は皐月賞には向かわずNHKマイルカップでしょうか。
ステラヴェローチェは高速馬場への対応が課題でしたが難なくこなしましたね。皐月賞、ダービーでホープフルステークス組と真っ向勝負でしょうか。

今日のホープフルステークスは朝日杯以上に楽しみな馬がそろっています。来年のクラシックも面白くなりそうですね。

朝日杯フューチュリティステークス2020 予想レーティング

グレナディアガーズが未勝利戦からの連勝でGⅠ勝利を果たしました。
予想レーティングは以下の通りです。

1着 115 グレナディアガーズ
2着 113 ステラヴェローチェ  3/4
3着 110 レッドベルオーズ  1 1/2
4着 109 バスラットレオン   1/2
5着 109 ブルースピリット  クビ
6着 108 ロードマックス   クビ

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 116 サリオス
2018年 116 アドマイヤマーズ
2017年 117 ダノンプレミアム
2016年 115 サトノアレス
2015年 116 リオンディーズ
2014年 114 ダノンプラチナ
2013年 113 アジアエクスプレス
2012年 113 ロゴタイプ
2011年 114 アルフレード
2010年 113 グランプリボス

ダノンプレミアムの117が歴代最高レーティングです。ここ3年は着差がついたので116以上でしたが、今年の着差であれば115と予想します。
ちなみに昨年のホープフルステークスのコントレイルも115でした。

2歳戦においてプレレーティングとの整合はあまり重要ではありませんが、レッドベルオーズとロードマックスはプレレーティングと一致します。

グレナディアガーズはマイラーっぽいですが皐月賞からNHKマイルカップでしょうか。
ステラヴェローチェは高速馬場への対応が課題でしたが難なくこなしましたね。皐月賞、ダービーでホープフルステークス組と真っ向勝負でしょうか。

来週のホープフルステークスは朝日杯以上に楽しみな馬がそろっています。来年のクラシックも面白くなりそうですね。

ソダシのレーティングは111【阪神ジュベナイルフィリーズ2020】

(2022年4月10日追記)
2021年1月に2020年のレーティングの確定値が公表され、以下の通り各馬1ポンドずつ上方修正されました。
2020年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 112 ソダシ
2着 111 サトノレイナス
3着 110 ユーバーレーベン
4着 109 メイケイエール

以下は2020年12月19日の記事です。

阪神ジュベナイルフィリーズの公式レーティングが公表されました。
1着 111 ソダシ
2着 110 サトノレイナス  ハナ
3着 109 ユーバーレーベン クビ
4着 108 メイケイエール   1/2

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 113 レシステンシア
2018年 111 ダノンファンタジー
2017年 111 ラッキーライラック
2016年 112 ソウルスターリング
2015年 111 メジャーエンブレム
2014年 110 ショウナンアデラ
2013年 111 レッドリヴェール
2012年 108 ローブティサージュ
2011年 111 ジョワドヴィーヴル
2010年 109 レーヴディソール

今年は着差が小さかったので、ソダシには平均的な勝ち馬のレーティングである111がつきました。

なお、昨年のこのレースの記事でも書きましたが、2歳馬のレーティングは基本的にプレレーティングではなく、勝ちっぷりやタイム等を参考に過去の馬との比較で水準を決めます。

日本馬のレベルが徐々に上がっているだけでなく、日本馬の強さが世界で認められてきたことからレーティングの水準が上がっているので、過去との比較は難しいです。

9年前のジョワドヴィーヴルの111は過去最高の数値だったので、かなり強いと認められないとつけられない数値だったと思いますが、今は低レベルと評価されない限りは111以上はつくと思われます。

それにしてもリアルダビスタの金子オーナーは本当にすごいですね。次は白毛種牡馬を期待してしまいますが、金子オーナーならあり得るかもしれません。

香港国際競走2020 レーティング予想

日本馬が2勝を挙げるとともに、ゴールデンシックスティとモーグルが強い勝ち方を見せて、すばらしい4レースでした。

日本馬が出走した3レースのレーティング予想は以下の通りです。着差は1着からの差で、括弧内はプレレーティングです。

香港カップ
1 ノームコア           117(114)
2 ウインブライト      3/4  119(119)
3 マジカル         3/4  115(121)
4 ダノンプレミアム      2  117(119)
5 フローレ         2 3/4 116(117)
6 ダンシーズウィズドラゴン 3 3/4 114(109)

香港カップはウインブライトを昨年の香港カップと同じ119とするとちょうど良い水準になりました。

香港マイル
1 ゴールデンシックスティ     123(119)
2 サザンレジェンド      2  118(118)
3 アドマイヤマーズ      2 1/4 118(118)
4 ワイクク          2 1/2 117(118)
5 ビューティジェネレーション 3 1/4 116(123)
6 オーダーオブオーストラリア 4 3/4 113(120)
7 マイティジャイアント    5  112(109)

香港マイルは2着から4着までの馬のプレレーティングが118なので、どれかの馬を118とするのは間違いないかと思います。

香港スプリント
1 ダノンスマッシュ       117(114)
2 ジョリーバナー      1/2  115(110)
3 ラタン          3/4  114(112)
4 ウィッシュフルシンカー  3/4  114(114)
5 ファットタートル    1 1/4 113(109)
6 コンピューターパッチ  1 1/2 112(112)

香港スプリントは例年よりかなり低いレーティングとなりましたが、プレレーティングが低い馬が上位を占めたことと、着差が非常に小さいことからやむを得ないかなと思います。

ノームコアは117だと116のラッキーライラックを上回り、124のアーモンドアイ、120のクロノジェネシス、119のグランアレグリア、デアリングタクト、カレンブーケドールに次ぐ数値です。

牡馬でこれに匹敵するのは、124のコントレイルと123のフィエールマン、グローリーヴェイズくらいで、今年の牝馬は本当にすごいですね。

アドマイヤマーズは118だと昨年の香港マイルと今年のマイルチャンピオンシップと同じです。
ゴールデンシックスティは全盛期のビューティージェネレーションのような強さでした。ドバイターフ安田記念で日本馬との対決が見たいですが、しばらくは国内専念でしょうかね。

ダノンスマッシュは念願のGⅠ制覇をまさか日本馬が苦戦し続けていた香港スプリントで達成するとは思いませんでした。香港のスプリント界が谷間の時期にうまくはまった感じですが、来春の高松宮記念とチェアマンズスプリントプライズが楽しみです。

今年はカップとマイルにもヨーロッパの実績馬が来て楽しみにしていましたが、カップは日本馬が強すぎますしマイル以下は香港馬と日本馬が強すぎるので、ヴァーズ以外はますます日本以外の馬が来なくなりそうですね。

ヴァーズも今年はコロナで日本馬がゼロでしたが、またノーザンのクラブ馬が行くようになれば、ヨーロッパの馬は勝てなくなって来なくなるかもしれません。

今年はコロナで海外遠征があまりなくて残念でした。その分、秋は国内レースが盛り上がりましたが、私は海外で日本馬が活躍するのを見たいので、早く普通に海外遠征ができる状況に戻ってほしいです。

【チャンピオンズカップ2020】チュウワウィザードのレーティングは117

(2022年4月12日追記)
2021年1月に2020年のレーティングの確定値が公表され、以下の通りチュウワウィザードとゴールドドリームが1ポンドずつ下方修正されました。
2020年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 チュウワウィザード 117
2着 ゴールドドリーム  112
3着 インティ      112
4着 クリソベリル    111

以下は2020年12月12日の記事です。

チャンピオンズカップの公式レーティングが公表されました。

1着 チュウワウィザード    118(115)
2着 ゴールドドリーム 2 1/2 113(108)
3着 インティ      クビ 112(112)
4着 クリソベリル    3/4  111(119)
※括弧内はプレレーティングです。

チュウワウィザードは予想通りでしたが2着以下は予想より1低い結果となりました。
インティは東海ステークス3着時のレーティングと一致しています。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 クリソベリル 118
2018年 ルヴァンスレーヴ 118
2017年 ゴールドドリーム 117
2016年 サウンドトゥルー 117
2015年 サンビスタ 113
2014年 ホッコータルマエ 117
2013年 ベルシャザール 116
2012年 ニホンピロアワーズ 117
2011年 トランセンド 119
2010年 トランセンド 115

ダートの中央GⅠの平均的な勝ち馬は117で特別に強い馬は118と、概ね相場感が決まっています。

チュウワウィザードは2馬身半とかなり差をつけましたし、掲示板に載った馬はみんな過去に117以上を記録した馬ばかりでレベルも高いので、118をつけていいと判断されました。

チュウワウィザードが118を獲得したことで帝王賞のレースレーティングの3年平均がちょうど115.00になるので、東京大賞典に続いてGⅠ格取得が可能となります。

最優秀ダート馬はチュウワウィザードで決まりでしょうかね。来年のサウジカップドバイワールドカップはチュウワとクリソベリルの爆走を期待しています。

東京大賞典ゴールドドリームが出走予定でインティは東海ステークスと両にらみですが、クリソベリルとチュウワが出ないのでオメガパフュームの独壇場になると予想します。

明日は阪神ジュベナイルフィリーズ香港国際競走です。香港はコロナで例年より日本馬が手薄ですが1勝はしてほしいですね。

チャンピオンズカップ2020 予想レーティング

チュウワウィザードが完勝しクリソベリルは直線で伸びず4着に敗れました。
予想レーティングは以下の通り。括弧内はプレレーティングです。

1着 チュウワウィザード    118(115)
2着 ゴールドドリーム 2 1/2 114(108)
3着 インティ      クビ 113(112)
4着 クリソベリル    3/4  112(119)

基準馬はなく1着馬のレーティングをどうするかで決めました。
ダートの中央GⅠは平均的な勝ち馬は117で特別に強い馬は118と、概ね相場感が決まっています。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 クリソベリル 118
2018年 ルヴァンスレーヴ 118
2017年 ゴールドドリーム 117
2016年 サウンドトゥルー 117
2015年 サンビスタ 113
2014年 ホッコータルマエ 117
2013年 ベルシャザール 116
2012年 ニホンピロアワーズ 117
2011年 トランセンド 119
2010年 トランセンド 115

チュウワウィザードは2馬身半とかなり差をつけましたし、掲示板に載った馬はみんな過去に117以上を記録した馬ばかりでレベルも高いので、118をつけていいと考えました。

2馬身半、クビ、3/4馬身のレーティング差は概ね4.5、0.5、1.5なので上記の通り予想しました。

チュウワウィザードが118なら帝王賞のレースレーティングの3年平均がちょうど115.00になるのでGⅠ格取得が可能となります。
大井競馬関係者が最も今回のレーティングに注目しているかもしれません。

最優秀ダート馬はチュウワウィザードで決まりでしょうかね。来年のサウジカップドバイワールドカップはチュウワとクリソベリルの爆走を期待しています。

東京大賞典は、クリソベリルは出ないでしょうから、チュウワが出ないとオメガパフュームの独壇場になりそうなので、状態が良ければ出走して盛り上げてほしいところです。

来週は阪神ジュベナイルフィリーズ香港国際競走です。香港はコロナで例年より日本馬が手薄ですが1勝はしてほしいですね。

【ジャパンカップ2020】アーモンドアイのレーティングは124

ジャパンカップの公式レーティングが公表されました。
2020年11月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 アーモンドアイ       124(124)
2着 コントレイル    1 1/4 124(122)
3着 デアリングタクト   クビ 119(115)
4着 カレンブーケドール  ハナ 119(110)
5着 グローリーヴェイズ  クビ 123(119)
6着 ワールドプレミア   3  118(119)
7着 ミッキースワロー   クビ 117(114)
※括弧内はプレレーティング

予想より1~3高い数値となりました。
明確な基準馬はいませんがアーモンドアイはプレレーティングと一致しています。

ハンデキャッパーの考え方を推測するなら以下のような感じでしょうか。

アーモンドアイは非常にハイレベルなライバル達に明確な差をつけて勝ったのでできればプレレーティングと同じ124(128)はつけたい。

仮に124(128)として2400mの1馬身1/4差はレーティングで2差なので、勝ち馬ボーナスと合わせて3差が通常。4差なら許容範囲と考えてコントレイルは124。
過去の勝ち馬と比較して高い方だが、今年のレベルなら例年の勝ちに等しいし、ダービーの122+2なら潜在能力が引き出された、もしくは成長分として違和感なく、過去の3歳馬との比較でも許容範囲。
過去10年の122以上の3歳馬は、オルフェーヴル123、ゴールドシップ124、ジェンティルドンナ122(126)、サトノダイヤモンド122、アーモンドアイ124(128)、ブラストワンピース122。

3着から5着はクビ、ハナ、クビでクビがレーティング差0.5なので、2着と3着の間に1差をつけるか4着と5着の間に1差をつけるかだが、2着と3着の間に1差つける方がカレンブーケドールのレーティングを119(123)に下げることができる。
フィエールマン123、グランアレグリア119(123)、クロノジェネシス120(124)を上回るのはつけ過ぎの感があるのでカレンブーケドールは119(123)が限界。

2400mの3馬身差はレーティング差4か5で3馬身半差は5なので、ワールドプレミアとミッキースワローは119と118か118と118が通常だが、118は春のインディチャンプやフィエールマン、ダノンキングリーと同じでミッキースワローには高すぎるので、若干無理があるが118と117とした。

以上のような考え方だと思われますので、アーモンドアイの勝ち馬ボーナスを2にしている点と3馬身+クビのレーティング差を6としている点に若干無理がありますが、アーモンドアイを124以上にするために苦心したという感じでしょうか。

全体をさらに1上げるとカレンブーケドールとミッキースワローが過大になるのでこれが限界かなと思います。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 スワーヴリチャード 121
2018年 アーモンドアイ 124
2017年 シュヴァルグラン 123
2016年 キタサンブラック 123
2015年 ショウナンパンドラ 116
2014年 エピファネイア 129
2013年 ジェンティルドンナ 117
2012年 ジェンティルドンナ 122
2011年 ブエナビスタ 120
2010年 ローズキングダム 120(ブエナビスタ121)

5着のグローリーヴェイズでも過去10年の勝ち馬のうち4頭を上回りキタサンブラックと並ぶので相当高い数値で、レースレーティングは124.50と今年の世界2位タイか3位タイです。

アーモンドアイはこれでGⅠ9勝、獲得賞金最多となり、ディープインパクトオルフェーヴルと並ぶ史上最強馬の1頭と言ってよいと思います。
年度代表馬はコントレイルでしょうか。GⅠ3勝2着1回で並びましたし直接対決で勝っているのでアーモンドアイの可能性もありますが、無敗の三冠馬ですからね。

5着馬までとフィエールマン、クロノジェネシス、ラッキーライラックが日本の中長距離馬の最上位でしょうか。
ワールドプレミアは1年ぶりのレースでしたし有馬記念で良いレースをしてこれに加わってほしいところです。

コントレイルとデアリングタクトも十分強い競馬でした。両馬とも年内は休養でコントレイルは大阪杯が目標、デアリングタクトは発表されていませんが大阪杯かドバイでしょうか。

グローリーヴェイズも積極的な競馬をした分差されましたが強い競馬でした。レース間隔を空ける馬なので休養に入るのかなと思いますが、アーモンドアイも中3週を克服したので状態が整えば有馬記念にも出てほしいです。

ということで上位陣の中で有馬記念に出走する確率が高そうなのはカレンブーケドールとワールドプレミアかなと思っていますが、フィエールマン、クロノジェネシス、ラッキーライラックと実力が伯仲していそうなので、かなり面白いレースになりそうです。

気が早いですが来年もドバイ遠征が難しければ、大阪杯のメンバーは
コントレイル
デアリングタクト
クロノジェネシス
サートゥルナーリア
グランアレグリア
サリオス
レンブーケドール
フィエールマン
グローリーヴェイズ
ワールドプレミア
アリストテレス
あたりでしょうか。最後の4頭は長距離志向が高そうなので天皇賞・春かもしれませんが、来年も競馬は面白そうです。

明日のチャンピオンズカップは外枠が気になりますが、クリソベリルがきっちり勝ってサウジカップドバイワールドカップで良い仕事をしてくれると予想していますがどうでしょうか。