思っていたより接戦でしたがアーモンドアイが史上初の芝GⅠ8勝を達成しました。
予想レーティングは以下の通り。
括弧内はプレレーティングです。
1着 アーモンドアイ 121(124)
2着 フィエールマン 1/2 123(118)
3着 クロノジェネシス クビ 119(120)
4着 ダノンプレミアム 2 119(116)
5着 キセキ 2 1/2 115(115)
6着 ダイワキャグニー 2 1/2 111(112)
ダノンプレミアムのプレレーティング116を基準にすると、フィエールマンが120になりプレレーティングの118や去年の119に近くなるので、ちょうど良い水準になります。
ただ、そうするとそれ以外の馬のレーティングが低すぎる気がします。
それに対して、キセキのプレレーティング115を基準にすると、上記の通り全体的にプレレーティングに近い水準になります。
ダノンプレミアムはプレレーティングから3も上がりますが、昨年のレーティングが119なので許容範囲でしょう。
フィエールマンがプレレーティングの118や昨年の119を大きく上回るのが正直気になるところではあります。
これまで3000m以上のGⅠを3勝していますが相手が比較的手薄だったため勝っていただけで、今日のレースを見る限り府中の2000の方が得意でこれまでで最も強いパフォーマンスだった気もするので、整合性はとれていると判断することも可能だと思います。
次は有馬記念だと思いますが、これまでのフィエールマンを見るとそれすらも間に合わない恐れがあるので、悔いのないよう究極仕上げで挑んだのかもしれません。
本当はジャパンカップの舞台が最も合いそうですが出ないでしょうね。
アーモンドアイとダノンプレミアムの差は昨年が3馬身で、クロノジェネシスとキセキの差は宝塚記念の時は6馬身だったので、結果的にはそれらとそれほど変わらない着差となりました。
過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2019年 アーモンドアイ 124
2018年 レイデオロ 123
2017年 キタサンブラック 123
2016年 モーリス 124
2015年 ラブリーデイ 120
2014年 スピルバーグ 118
2013年 ジャスタウェイ 123
2012年 エイシンフラッシュ 121
2011年 トーセンジョーダン 122
2010年 ブエナビスタ 121
さすがに錚々たる顔ぶれでレーティングも高いです。
予想通りだと3着のクロノジェネシスまで例年の勝ち馬並みのレーティングとなるので若干つけすぎな気もします。
レースレーティングも昨年122.25で世界5位だった宝塚記念を上回る123.50で暫定世界4位となりますが、それだけレベルの高いレースだったと思います。
アーモンドアイはヴィクトリアマイルと昨年の天皇賞・秋、おととしのジャパンカップで124を記録していますが、全て着差が大きくタイムも速かったこともあり主に海外のハンデキャッパーに評価されて着差以上のレーティングがつけられました。
今日は2分の1馬身差だったので、着差分1に勝ち馬ボーナス1を加えてフィエールマン+2とするのが妥当かと思います。
次はコロナがなければ去年と同様にローテーションに余裕のある香港カップを目指したと思いますが、海外遠征のリスクや障害が例年以上にあるので、疲れが取れればジャパンカップの可能性もあると思います。
香港カップを圧勝するところも見たいですが、ジャパンカップでコントレイルとデアリングタクトと史上初の3頭の三冠馬対決が見たいです。
クロノジェネシスは府中でも強い所を見せたので体調が整えばジャパンカップもあり得るかもしれません。
有馬記念の舞台が合いそうですが、同じサンデーレーシングのフィエールマンとラッキーライラックも有馬記念だと思うので、どこに出てくるでしょうか。
今後のGⅠの想定出走馬と香港国際競走登録馬は下記の記事の通りです。
tsutomu24.hatenablog.com