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2019国内レースレーティングランキング暫定版

2019年の国内レースレーティングのランキングです
4着馬までの2019年の最終レートの平均から算出されますが、最終レートはまだ確定していないため暫定版です
特に、香港国際競走のレーティングがわからないため、一部に「?」をつけています

1 宝塚記念 122.00
1 有馬記念 122.00
3 天皇賞・秋 120.25
4 安田記念 119.75
4 金鯱賞 119.75
6 皐月賞 119.00?
6 中山記念 119.00
8 ダービー 118.75
8 札幌記念 118.75
10 ジャパンカップ 118.25
11 大阪杯 117.50
11 毎日王冠 117.50
13 神戸新聞杯 117.25
14 天皇賞・春 117.00?
14 チャンピオンズカップ 117.00
16 マイルチャンピオンシップ 116.50
17 菊花賞 116.25
18 NHKマイルカップ 115.50?
19 スプリンターズステークス 115.25
20 帝王賞 115.00
20 マイラーズカップ 115.00

その他のGⅠ、JpnⅠ
フェブラリーステークス 111.75
高松宮記念 113.5
桜花賞 112.25
ヴィクトリアマイル 112.75
オークス 112.50
秋華賞 111.25
エリザベス女王杯 112.50
東京大賞典 114.50?
川崎記念 111.75
かしわ記念113.5
ジャパンダートダービー 110.50
南部杯 111.50
JBCクラシック 111.75
JBCスプリント 106.75
JBCレディースクラシック 104.50

宝塚記念有馬記念が122でトップ、おそらく世界でも6位くらいです
天皇賞・秋安田記念金鯱賞を含めトップ5がリスグラシューとアーモンドアイが出走した全5レースと重なります

牝馬アローワンスを加えると世界1位がエネイブルの132、2位がリスグラシューの130、3位がウィンクスの129、4位タイがアーモンドアイの128と2頭のレーティングが日本馬の中で飛び抜けて高くなっています

例年1月に発表される「世界のトップ100GⅠレース」の昨年のボーダーラインは116.25ですが、ボーダー以上は菊花賞までの17レース
うちGⅡが金鯱賞中山記念札幌記念毎日王冠神戸新聞杯の5レースで、全て過去3年の平均も115を超えておりGⅠ昇格基準を満たしています

特に金鯱賞中山記念大阪杯が逆転しています
ドバイや香港のステップにもなっているので年によっては今後もこういうことが起きそうです
日本馬が最も層の厚い距離なので大阪杯が空洞化することはないと思いますが、出走馬が分散することは避けられないでしょうし、もう少し賞金を上げてもいいかもしれません

スプリントは、高松宮記念スプリンターズステークスでした
高松宮記念は、近年、115を下回っていますが、スプリンターズステークスは辛うじて115を上回りました
阪神カップについてGⅠ昇格待望論がありますが、スプリントGⅠですら115行くかどうかなので、昇格基準を満たしていません
香港スプリントでの苦戦を見ると妥当なレーティングかと思いますが、ノーザンファームがスプリント路線にもっと力を入れてくれば今後レーティングが上がってくるかもしれません

マイルは、安田記念マイルチャンピオンシップでした
インディチャンプですら119なので中距離の高レート馬なしでは高いレーティングがつきませんが、香港マイルも勝ちましたし明け3歳馬にも強いマイラーがいるのでしばらく日本のマイル路線は強いかもしれません

超長距離は天皇賞・春菊花賞ともに、中距離や長距離(2400m前後)と比べると低調なレーティングにとどまりました
中距離志向の馬は回避する傾向が強まっており年によってはメンバーレベルが低くレーティングも低くなることがありますが、世界的には超長距離レースの中でかなり高レートのレースです

帝王賞東京大賞典に続くGⅠ昇格を目指していますが、今年の昇格に必要だった116.5を上回ることはできませんでした
ルヴァンスレーヴとゴールドドリームの回避とインティが4着を外したのが痛かったですね
今年は116を獲得すれば昇格可能で、かしわ記念は116.25が必要です

フェブラリーSは降格が危ぶまれる低さです
ユラノトが引退、モーニンもその後不振でレーティングを上げることができませんでした
中央のダートGⅠは交流GⅠより出走馬の質・量共に高いがゆえに紛れが多く低レート馬が4着までに入りやすいので、交流GⅠよりレーティングが低くなることがよくあります

日本馬のレーティングが低いのも原因の一つが多頭数で紛れが多(く平坦で芝状態が良)いので低レート馬と着差がつかないことがあります。ヨーロッパのように少頭数であればもっとレーティングが上がると思いますがギャンブルや興行としての面白さが減って売上は落ちるでしょうね

NHKマイルカップも降格が危惧されていましたがてこ入れのおかげかレーティングが上がりました
今年の3歳馬も強いマイラーが多いですがダービー、オークスを回避してこちらに回る馬がどれだけいるかでレーティングは大きく変わってきそうです

例年レーティングの高いジャパンカップが10位と低迷しました
天皇賞・秋有馬記念と比べるとメンバーが揃わなかったのがレーティングからも見てとれます

今年も国内や海外で日本馬が高いパフォーマンスを見せてくれることを期待します!