海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

世界の歴代最強馬ランキング【レーティング】

2013年に行われた「過去のレーティングの修正」を反映しないランキングを作成しました。反映したランキングは以下のリンクの通りですので、併せてご覧ください。

tsutomu24.hatenablog.com

現在の公式レーティングは、1977年にイギリス、フランス、アイルランドでの出走馬を対象としたインターナショナルクラシフィケーションが始まりで、1985年に西ドイツとイタリアが、1995年に北米が加入しました。

1996年から日本の国際競走に出走した日本馬も対象となり、2003年には国際競走に出走しなかった日本馬も対象となりました。また、2001年にはドバイが、2003年にはオーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポール南アフリカも加入しました。

2004年からはアジア・オセアニア地域を対象としたインターコンチネンタル・サラブレッド・クラシフィケーションと統合し、ワールドサラブレッドレースホースランキングとして発表されるようになりました。2012年には南米も加入し、2013年には現在と同じロンジンワールドベストレースホースランキングという名称になりました。

1977年は英愛仏の3か国だけで130ポンド以上の馬が18頭もいるなど、昔のレーティングは今より明らかに高いため、2013年には過去のレーティングを修正する動き(1977年は7ポンド、1978年は6ポンド、1979年は5ポンド、1980年~1981年は4ポンド、1982年~1986年は3ポンド、1987年は2ポンド、1988年~1991年は1ポンドの引き下げ、2004年は逆に1ポンドの引き上げ)がありました。しかし、現在は従来の数字が正しいものとなっているようなので、修正前の数値でランキングを作成しました。

前置きが長くなりましたが、歴代の競走馬の世界ランキングは以下の通りです。

1位 141
1986ダンシングブレーヴ(イギリス)

2位 140
1978アレッジド(アイルランド)
1981シャーガー(イギリス)
2012フランケル(イギリス)
2022フライトライン(アメリカ)

6位 138
1986エルグランセニョール(アイルランド)

7位 137
1979スリートロイカス(フランス)牝
1991ジェネラス(イギリス)
1997パントレセレブル(フランス)

10位 136
1979トロイ(イギリス)
1991スワーヴダンサー(フランス)
2009シーザスターズ(アイルランド)

13位 135
1977ブラッシンググルーム(フランス)
1977ザミンストレル(アイルランド)
1978、1979イルドブルボン(イギリス)
1984ティーノソ(イギリス)
1985スリップアンカー(イギリス)
1987リファレンスポイント(イギリス)
1992セントジョヴァイト(アイルランド)
1996シガー(アメリカ)
1999デイラミ(イギリス)
1999モンジュー(フランス)
2010ハービンジャー(イギリス)
2022バーイード(イギリス)
2023イクイノックス(日本)

26位 134
1977バルメリーノ(イギリス)※ニュージーランドから遠征
1977オレンジベイ(イギリス)
1982ゴールデンフリース(アイルランド)
1985ペトスキ(イギリス)
1986ベーリング(フランス)
1986シャーラスタニ(イギリス)
1987ムトト(イギリス)
1987トランポリノ(フランス)
1989オールドヴィック(イギリス)
1989ジルザル(イギリス)
1996エリシオ(フランス)
1997ピルサドスキー(イギリス)
1999エルコンドルパサー(日本)
2000ドバイミレニアム(イギリス)
2015アメリカンファラオ(アメリカ)
2016、2017アロゲート(アメリカ)

42位 133
1977バックスキン(フランス)
1977ジョンティオンブル(イギリス)
1977サガロ(フランス)
1979ルマルモ(フランス)
1982グリーンフォレスト(フランス)
1982アサート(アイルランド)
1982カラグロウ(イギリス)
1983シャリーフダンサー(イギリス)
1984、1985サガス(フランス)
1985レインボークエスト(イギリス)
1988ウォーニング(イギリス)
1990デイジュール(イギリス)
1996マークオブエスティーム(イギリス)
2001サキー(イギリス)
2003ホークウイング(アイルランド)
2016カリフォルニアクローム(アメリカ)

58位 132
1978アカマス(フランス)
1978シャーリーハイツ(イギリス)
1979トップヴィル(フランス)
1979サッチング(アイルランド)
1981ノースジェット(フランス)
1983オールアロング(フランス)牝
1984チーフシンガー(イギリス)
1985ペブルス(イギリス)牝
1986シャルダリ(イギリス)
1987、1988ミエスク(フランス)牝
1990ソーマレズ(フランス)
1997シングスピール(イギリス)
1999ロイヤルアンセム(イギリス)
2000シンダー(アイルランド)
2003ダラカニ(フランス)
2011ブラックキャビア(オーストラリア)牝
2016、2017ウィンクス(オーストラリア)牝

牝馬の歴代最高は137でスリートロイカス、騸馬の歴代最高は2012年のシリュスデゼーグルで131です。

民間のレーティングで代表的なものとしてタイムフォームレーティングとレーシングポストレーティングがあります。それぞれの歴代ランキングも載せておきます。

※以下、2024年3月17日に内容を更新しました。

■タイムフォームレーティング
1位 147
2012フランケル(イギリス)

2位 145
1965シーバード(フランス)

3位 144
1947テューダーミンストレル(イギリス)
1972ブリガディアジェラード(イギリス)

5位 143
2022フライトライン(アメリカ)

6位 142
1950アバーナント(イギリス)
1956リボー(イタリア)

8位 141
1971ミルリーフ(イギリス)

9位 140
1968ヴェイグリーノーブル(フランス)
1981シャーガー(イギリス)
1986ダンシングブレーヴ(イギリス)
2000ドバイミレニアム(イギリス)
2009シーザスターズ(アイルランド)
2010ハービンジャー(イギリス)

15位 139
1955パッパフォーウェイ(イギリス)
1987リファレンスポイント(イギリス)
1991ジェネラス(イギリス)
2016アロゲート(アメリカ)

なお、日本馬の歴代最高はエルコンドルパサーとイクイノックスの136となっています。

レーシングポストレーティング
※対象は1988年以降
1位 143
2012フランケル(イギリス)

2位 140
2022フライトライン(アメリカ)

3位 139
2000ドバイミレニアム(イギリス)

4位 138
1999デイラミ(イギリス)
2009シーザスターズ(アイルランド)
2015アメリカンファラオ(アメリカ)
2022バーイード(イギリス)

8位 137
1989ジルザル(イギリス)
1991ジェネラス(イギリス)
1997パントレセレブル(フランス)

11位 136
1990デイジュール(イギリス)
1996マークオブエスティーム(イギリス)
1999モンジュー(フランス)
2016アロゲート(アメリカ)

各国ダービーの賞金比較

2024年からケンタッキーダービーの賞金総額が300万ドルから500万ドルに増額されることとなりました。日本ダービーと香港ダービーを抜いて世界一賞金の高いダービーになります(日本ダービーは本賞金以外にも各種賞金が出るので、為替によっては日本ダービーが上回ります)。

アメリカの残りの二冠であるプリークネスステークスベルモントステークスは賞金総額150万ドル(3月2日追記:2024年のプリークネスステークスベルモントステークスは200万ドル)なので、さらに水をあけられました。これまでもアメリカの3歳馬はケンタッキーダービーに全力投球でしたが、空洞化傾向に拍車がかからないか懸念されます。

今年から日本でも3歳ダート三冠が整備されたので、ケンタッキーダービーに行くことはあまり無くなるのではないかと思っていましたが、賞金増額は挑戦する動機の一つになるかもしれません。

各国のダービーの賞金総額は以下の通りです。英愛豪は2023年、それ以外は2024年です。日本ダービーは本賞金と付加賞のみの合計です。香港ダービーは4歳馬限定戦なので性格が異なりますが、ダービーと名がつくので含めました。

ケンタッキーダービー 500万ドル(7.2億円)
日本ダービー 6.1億円
香港ダービー 2,600万香港ドル(4.8億円)
英国ダービー 150万ポンド(2.8億円)
フランスダービー 150万ユーロ(2.4億円)
サウジダービー 150万ドル(2.2億円)
アイリッシュダービー 125万ユーロ(2億円)
オーストラリアンダービー 200万豪ドル(1.9億円)
ヴィクトリアダービー(豪) 200万豪ドル(1.9億円)
UAEダービー 100万ドル(1.4億円)
ドイツダービー 65万ユーロ(1億円)

【年度代表馬】2023年JRA賞予想と最高レーティング馬

1月9日(火)に発表される昨年のJRA賞を予想してみました。

年度代表馬 イクイノックス
最優秀2歳牡馬 ジャンタルマンタル
最優秀2歳牝馬 アスコリピチェーノ
最優秀3歳牡馬 タスティエーラ
最優秀3歳牝馬 リバティアイランド
最優秀4歳以上牡馬 イクイノックス
最優秀4歳以上牝馬 ソングライン
最優秀マイラー ソングライン
最優秀スプリンター ママコチャ
最優秀ダートホース レモンポップ
最優秀障害馬 マイネルグロン

年度代表馬、2歳牡馬、3歳牝馬、4歳以上牡馬、マイラー、障害馬は無風でしょう。

2歳牡馬はフォーエバーヤング、マイラーナミュールにも少し票が入るかもしれません。障害はイロゴトシが中山グランドジャンプを制していますが、他に未勝利勝ちくらいしか実績がないので、4戦4勝でGⅠとGⅡを各1勝、オープン2勝のマイネルグロンで間違いないでしょう。

2歳牝馬は難解です。牡馬混合GⅠを勝ったことやシンエンペラーを破ったこと、差し切り勝ちが鮮やかだったことなどからレガレイラを選ぶ記者もいるでしょうが、3戦3勝でGⅢ勝ちもあり実績上位のアスコリピチェーノが上とみました。

3歳牡馬はタスティエーラ、ドゥレッツァ、ソールオリエンス、デルマソトガケ、シャンパンカラー、オオバンブルマイあたりが候補ですが、抜けた馬がいません。クラシックで2着、1着、2着のタスティエーラが実績最上位でダービー馬なので最有力でしょう。ドゥレッツァも、菊花賞でタスティエーラとソールオリエンスを3馬身半以上ちぎり捨て、昨年4戦4勝と無敗で、タスティエーラとソールオリエンスが有馬記念でそろって負けたことから、票が入りそうです。デルマソトガケのブリーダーズカップクラシック2着も歴史に残る偉業だと思います。

4歳以上牝馬はソングライン、スターズオンアース、ナミュール、ママコチャあたりが候補です。順当にGⅠ2勝のソングラインだと思いますが、マイラーで戴冠が確実なソングラインを外してスターズオンアースを選ぶ記者が一定数いそうです。

短距離は今回からマイラーとスプリンターに分かれます。スプリンターはGⅠ1勝、GⅢ2着のみのファストフォースより、GⅠ1勝、GⅢ2着のほかリステッド1勝のママコチャの方が実績が上で1年を通して活躍しているので上位とみますが、決め手に欠けるので該当なしの記者もいそうです。

ダートは、私ならウシュバテソーロに投票しますが、JRAのダートGⅠを2つとも制覇し南部杯を大差勝ちしたレモンポップが選ばれて、ウシュバテソーロは特別賞を受賞すると予想します。

最高レーティング馬は今のところ以下の通りですが、暫定値なので変わる可能性があります。

全体 イクイノックス133
2歳牡馬 ジャンタルマンタル115
2歳牝馬 アスコリピチェーノ、レガレイラ113
2歳ダート フォーエバーヤング113
3歳牡馬 デルマソトガケ121
3歳牡馬芝 ソールオリエンス、ドゥレッツァ120
3歳牝馬 リバティアイランド120
4歳以上牡馬 イクイノックス133
4歳以上牝馬 スターズオンアース119
スプリント牡馬 ファストフォース116
スプリント牝馬 ママコチャ112
ダートスプリント イグナイター114
マイル牡馬 パンサラッサ、レモンポップ120
マイル牝馬 ソングライン117
芝マイル ダノンベルーガ119
中距離牡馬 イクイノックス127
中距離牝馬 リバティアイランド118
ダート中距離 ウシュバテソーロ122
長距離牡馬 イクイノックス133
長距離牝馬 リバティアイランド120
ダート長距離 グロリアムンディ113
超長距離 ドゥレッツァ120
ダート牡馬 ウシュバテソーロ122
ダート牝馬 アイコンテーラー111

115以上は1月23日(火)の夜に、100~114は1月24日(水)に確定数値が公表される予定です。今回はイクイノックスが世界一として表彰されることが確実ですが、12月の国際ハンデキャッパー会議で133から修正されている可能性があります。

レースレーティング世界一はジャパンカップドバイシーマクラシックがほぼ並んでいますが、ドバイシーマクラシックは、3着のザグレイがサンクルー大賞で3馬身差をつけたジュンコがバイエルン大賞と香港ヴァーズを勝ち、5着のシャフリヤールと6着のウインマリリンがブリーダーズカップで好走したことで、ザグレイが上方修正される可能性がかなりあると思います。

レーティングの修正がなければ、レースレーティング3位が凱旋門賞、4位がキングジョージ、5位が宝塚記念、6位が愛チャンピオンステークス、7位が有馬記念天皇賞・秋で、ベスト8に4レースも日本のレースが入ることになります。

例年、世界のトップ100GⅠレースも同時に発表されますが、2022年は日本のレースが12レース入りました。2022年は116.00がトップ100のボーダーラインでしたが、2023年の116.00以上のレースは今のところジャパンカップ宝塚記念有馬記念天皇賞・秋日本ダービー安田記念菊花賞大阪杯マイルチャンピオンシップ皐月賞天皇賞・春チャンピオンズカップフェブラリーステークス東京大賞典の14レースで、2020年と並んで最多になる可能性があります。

ただ、フェブラリーステークス東京大賞典は116.00なのでギリギリです。逆にヴィクトリアマイルは115.75で日本の牝馬限定戦としては2020年以来2度目となるランクインの可能性があります。

レガレイラのレーティングは113【ホープフルステークス2023】

ホープフルステークスの公式レーティングが以下の通り公表されました。
2023年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 113(104) レガレイラ
2着 113(110) シンエンペラー   3/4
3着 109(103) サンライズジパング 2
4着 108( - )  アドミラルシップ  3/4
※括弧内はプレレーティング

GⅠ昇格後の勝ち馬のレーティング
2022年 114 ドゥラエレーデ
2021年 115 キラーアビリティ
2020年 116 ダノンザキッド
2019年 115 コントレイル
2018年 115 サートゥルナーリア
2017年 113 タイムフライヤー

朝日杯フューチュリティステークスの過去10年の勝ち馬のレーティング
2023年 115 ジャンタルマンタル
2022年 116 ドルチェモア
2021年 116 ドウデュース
2020年 115 グレナディアガーズ
2019年 116 サリオス
2018年 116 アドマイヤマーズ
2017年 117 ダノンプレミアム(歴代最高)
2016年 115 サトノアレス
2015年 116 リオンディーズ
2014年 114 ダノンプラチナ

阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の勝ち馬のレーティング
2023年 113 アスコリピチェーノ
2022年 114 リバティアイランド(歴代最高)
2021年 112 サークルオブライフ
2020年 112 ソダシ
2019年 113 レシステンシア
2018年 111 ダノンファンタジー
2017年 111 ラッキーライラック
2016年 112 ソウルスターリング
2015年 111 メジャーエンブレム
2014年 110 ショウナンアデラ

予想より1ポンド低い結果となりました。プレレーティングと一致する馬はいません。

レガレイラの113はアスコリピチェーノと同じで、牝馬アローワンスを考慮するとジャンタルマンタルとも並びます。

2歳牝馬の113はリバティアイランド114に次ぎ、レシステンシアとアスコリピチェーノに並ぶ歴代2位タイです。牝馬アローワンスを考慮すると115となり、ホープフルステークスの勝ち馬としては平均的な数値です。

最優秀2歳牝馬がわからなくなりました。実績ではアスコリピチェーノですが、史上初めて2歳の牡馬混合G1を制覇したことを重視する記者が多ければレガレイラかもしれません。

レガレイラは今後皐月賞出走も視野に入れるようです。シンエンペラーは英ダービーに登録する可能性もあると報道されていましたが、国内に専念し皐月賞直行か弥生賞から皐月賞に向かうようです。

【有馬記念2023】ドウデュースのレーティングは124

有馬記念の公式レーティングが以下の通り公表されました。
2023年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 124(121) ドウデュース
2着 119(118) スターズオンアース  1/2
3着 121(124) タイトルホルダー    1
4着 121(121) ジャスティンパレス アタマ
5着 120(121) シャフリヤール    クビ
6着 118(119) タスティエーラ   1 1/2
7着 113(114) ウインマリリン    3/4
※括弧内はプレレーティング

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2022年 126 イクイノックス
2021年 124 エフフォーリア
2020年 120 クロノジェネシス
2019年 126 リスグラシュー
2018年 122 ブラストワンピース
2017年 124 キタサンブラック
2016年 122 サトノダイヤモンド
2015年 119 ゴールドアクター
2014年 118 ジェンティルドンナ
2013年 129 オルフェーヴル

予想より0~1ポンド低い結果となりました。ジャスティンパレスがキーホースになっています。

ドウデュースとスターズオンアースのレーティングが上がったため、ジャパンカップのレースレーティングが上がり、ドバイシーマクラシックとどちらが昨年の1位になるかわからなくなってきました。

ドバイシーマクラシック3着のザグレイのレーティングが117で、他馬のレーティングがこれまで公表された通りなら、両レースのレースレーティングは126.00で並びますが、ザグレイがサンクルー大賞で3馬身差をつけたジュンコがバイエルン大賞と香港ヴァーズを勝ったことや、ドバイで5着だったシャフリヤールと6着のウインマリリンがブリーダーズカップで好走したことで、ザグレイのレーティングが上方修正される可能性が高いと思うので、ドバイシーマクラシックが1位になると予想しています。

イクイノックスのレーティングも修正される可能性があり、エルコンドルパサーの134と並ぶ、または上回る日本馬歴代1位となるかもしれません。1月23日(火)の夜に確定数値が公表される予定ですが、いずれにしてもイクイノックスが世界一として表彰されることが確実です。

レーティングがこのままなら、レースレーティング3位が凱旋門賞、4位がキングジョージ、5位が宝塚記念、6位が愛チャンピオンステークス、7位で有馬記念天皇賞・秋が並び、ベスト8に4レースも日本のレースが入ることになります。

また、ジャパンカップの126.00は、これまでの日本のレースの中で1996年のジャパンカップに次ぐ2番目に高いレースレーティングとなります。

陣営によるとドウデュースは来年、ドバイと凱旋門賞を目指すようです。凱旋門賞は適性があるか心配ですが、せめて今年のような硬めの馬場になるといいですね。

強い古馬がそろっていたとは言え、タスティエーラとソールオリエンスは掲示板に載れませんでした。明け4歳牡馬のレベルが心配ですが、ドゥレッツァとともに来年の競馬を盛り上げてほしいところです。

最優秀3歳牡馬はタスティエーラでしょうかね。ブリーダーズカップクラシック2着のデルマソトガケにあげたい気もしますが、順当にダービー馬でしょうか。

最優秀4歳以上牝馬がソングラインかスターズオンアースかで悩みますね。最優秀マイラー当確のソングラインを外してスターズオンアースに入れる記者がそれなりにいそうです。

ホープフルステークス2023 予想レーティング

レガレイラが牝馬として史上初の2歳牡馬混合GⅠ制覇を成し遂げました。予想レーティングは以下の通りです。

1着 114(104) レガレイラ
2着 114(110) シンエンペラー   3/4
3着 110(103) サンライズジパング 2
4着 109( - )  アドミラルシップ  3/4
※括弧内はプレレーティング

GⅠ昇格後の勝ち馬のレーティング
2022年 114 ドゥラエレーデ
2021年 115 キラーアビリティ
2020年 116 ダノンザキッド
2019年 115 コントレイル
2018年 115 サートゥルナーリア
2017年 113 タイムフライヤー

朝日杯フューチュリティステークスの過去10年の勝ち馬のレーティング
2023年 115 ジャンタルマンタル
2022年 116 ドルチェモア
2021年 116 ドウデュース
2020年 115 グレナディアガーズ
2019年 116 サリオス
2018年 116 アドマイヤマーズ
2017年 117 ダノンプレミアム(歴代最高)
2016年 115 サトノアレス
2015年 116 リオンディーズ
2014年 114 ダノンプラチナ

阪神ジュベナイルフィリーズの過去10年の勝ち馬のレーティング
2023年 113 アスコリピチェーノ
2022年 114 リバティアイランド(歴代最高)
2021年 112 サークルオブライフ
2020年 112 ソダシ
2019年 113 レシステンシア
2018年 111 ダノンファンタジー
2017年 111 ラッキーライラック
2016年 112 ソウルスターリング
2015年 111 メジャーエンブレム
2014年 110 ショウナンアデラ

1番人気タイの2頭で決着し、2着と3着の差が2馬身も開いたため、過去の勝ち馬や朝日杯・阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬との比較では、112(牝馬アローワンス2ポンドを加えると114)は低すぎると感じますが、115は高すぎる気がします。

113だとアスコリピチェーノとジャンタルマンタルと並ぶことになります。どちらが上とも決めがたいので横並びにしたい気もしますが、過去6年すべてで朝日杯とホープフルステークスの勝ち馬のレーティングが異なるため、できるだけ差をつけようとしているのかもしれません。

実績的にはレガレイラが下ですし、着差がそれほど大きいわけでもなく、レースのレベルもそれほど高かったとは思えませんが、牝馬初の偉業ですしシンエンペラーは強い馬だと思うので、レガレイラはリバティアイランドと並ぶ2歳牝馬として歴代最高の114としました。

7着のショウナンラプンタがプレレーティングと同じ106になると見込んでいます。

レーティングの優劣とは別に最優秀2歳牝馬がどちらになるかもわからなくなりました。実績ではアスコリピチェーノですが、史上初めて牡馬混合G1を制覇したことを重視する記者が多ければレガレイラかもしれません。

レガレイラは今後皐月賞出走も視野に入れるようです。シンエンペラーは英ダービーに登録する可能性もあると報道されていましたが、今回の結果を受けてどう判断されるでしょうか。

今年も日本馬が海外で活躍し、特にイクイノックスは世界最強として君臨しましたが、引退して来年はどうなるでしょうか。まずはサウジやドバイが楽しみです。

有馬記念2023 予想レーティング

けがから復帰した武豊騎手の乗るドウデュースが有馬記念を制覇しました。予想レーティングは以下の通りです。

1着 124(121) ドウデュース
2着 118(118) スターズオンアース  1/2
3着 120(124) タイトルホルダー    1
4着 120(121) ジャスティンパレス アタマ
5着 120(121) シャフリヤール    クビ
6着 118(119) タスティエーラ   1 1/2
7着 113(114) ウインマリリン    3/4
※括弧内はプレレーティング

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2022年 126 イクイノックス
2021年 124 エフフォーリア
2020年 120 クロノジェネシス
2019年 126 リスグラシュー
2018年 122 ブラストワンピース
2017年 124 キタサンブラック
2016年 122 サトノダイヤモンド
2015年 119 ゴールドアクター
2014年 118 ジェンティルドンナ
2013年 129 オルフェーヴル

スターズオンアースをキーホースにしました。4~7着馬をキーホースにして全体的に1ポンド上げるか迷いますが、4~7着馬は今年の自己最高のパフォーマンスとまでは言えないと判断しました。9着以下なのであまり関係ないですが、ハーパー、ホウオウエミーズ、アイアンバローズのレーティングが上がりすぎるのも気になりました。

勝ち馬ボーナスを1ポンドつけましたが、0~1ポンドになると思いますので、ドウデュースのレーティングは123~125になると予想します。

ドウデュースのレーティングが上がるため、ジャパンカップのレースレーティングが上がり、ドバイシーマクラシックとどちらが1位になるかわからなくなってきました。

レーティングがこのままなら、3位が凱旋門賞、4位がキングジョージ、5位が宝塚記念、6位が愛チャンピオンステークス、7位が天皇賞・秋で、有馬記念は8位になります。

陣営によるとドウデュースは来年、ドバイと凱旋門賞を目指すようです。凱旋門賞は適性があるか心配ですが、せめて今年のような硬めの馬場になるといいですね。

強い年長馬がそろっていたとは言え、タスティエーラとソールオリエンスは掲示板に載れませんでした。3歳牡馬のレベルが心配ですが、ドゥレッツァとともに来年の競馬を盛り上げてほしいところです。

最優秀3歳牡馬はタスティエーラでしょうかね。ブリーダーズカップクラシック2着のデルマソトガケにあげたい気もしますが、順当にダービー馬でしょうか。

最優秀4歳以上牝馬がソングラインかスターズオンアースかで悩みますね。最優秀マイラー当確のソングラインを外してスターズオンアースに入れる記者がそれなりにいそうです。

あとはホープフルステークス東京大賞典が残っています。特に東京大賞典はいいメンバーがそろったので非常に楽しみです。