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アスコリピチェーノのレーティングは113【阪神ジュベナイルフィリーズ2023】

阪神ジュベナイルフィリーズの公式レーティングが以下の通り公表されました。
2023年12月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 113(108) アスコリピチェーノ
2着 112( - )  ステレンボッシュ  クビ
3着 110(107) コラソンビート   1 1/4
4着 104(105) サフィラ       3
※括弧内はプレレーティング

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2022年 114 リバティアイランド(歴代最高)
2021年 112 サークルオブライフ
2020年 112 ソダシ
2019年 113 レシステンシア
2018年 111 ダノンファンタジー
2017年 111 ラッキーライラック
2016年 112 ソウルスターリング
2015年 111 メジャーエンブレム
2014年 110 ショウナンアデラ
2013年 111 レッドリヴェール

予想より1~2ポンド高い結果となりました。6着馬のルシフェルがプレレーティングと同じ103となっています。

アスコリピチェーノの113は、2歳牝馬として歴代最高のリバティアイランドの114には及びませんが、5馬身差でレコード勝ちし当時2歳牝馬として過去最高のレーティングを獲得したレシステンシアと同じなので、過去との比較では相当高い数値です。

日本馬の海外での活躍に伴い国内のレースにおいても高いレーティングをつけることが容認されるようになり、日本馬の3歳以上のレーティングは徐々に上がっています。

3歳以上と異なり2歳馬のレーティングは各国で独自につけることができますが、日本馬の3歳以上のレーティング向上に合わせて2歳馬のレーティングも徐々に上がっています。

それでも英愛の2歳馬と比べるとまだかなり開きがあり、昨年の英愛の2歳牝馬の上位6頭は118、115、114と113が各2頭となっています。

JRAのハンデキャッパーは、日本の2歳牝馬のレーティングについて、英愛レベルまで上げようとまでは思っていないかもしれませんが、理屈のつく範囲でレーティングを上げようと考えていると思われます。

今回、上位3頭の着差はそれほどでもありませんが、3着馬と4着馬の間は3馬身ありますしレコード勝ちなので、アスコリピチェーノに113まではつけられると判断したのではないでしょうか。

今後はレシステンシアほどの突出したパフォーマンスを見せれば114、場合によっては115がつき、113はある程度の強さを見せればつく時代になっていくのかなと思います。