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【オークス2021】ユーバーレーベンのレーティングは113

オークスの公式レーティングが公表されました。
2021年5月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 113(110)ユーバーレーベン
2着 111(112)アカイトリノムスメ  1
3着 111( - ) ハギノピリナ    ハナ
4着 109(103)タガノパッション  1 1/4
5着 109(106)アールドヴィーヴル アタマ
※括弧内はプレレーティング

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 113 デアリングタクト
2019 114 ラヴズオンリーユー
2018 115 アーモンドアイ
2017 115 ソウルスターリング
2016 112 シンハライト
2015 112 ミッキークイーン
2014 112 ヌーヴォレコルト
2013 111 メイショウマンボ
2012 115 ジェンティルドンナ
2011 110 エリンコート

予想より1低い結果となりました。アカイトリノムスメについては桜花賞4着の112から下がることになり若干整合しなくなりますが、3着以下が軒並み低レート馬だったことをより重視したということでしょうか。

113という数値がオークス馬として標準レベルなのか標準以下なのかは微妙なところです。シンハライトまでの勝ち馬は3年連続112だったのでその頃と比べれば113は決して低くありませんが、日本馬の実力が海外のハンデキャッパーに認められ、日本馬のレーティングは年々上がっており、過去との比較は難しくなっています。

ソウルスターリングから一気にレーティングが上がり、桜花賞馬もアーモンドアイから4年連続で115以上が続いているので、平均的な桜花賞馬、オークス馬のレーティングが114くらいに切り上がったということかなと思い、ユーバーレーベンは114までは可能と予想していました。

秋華賞ではクロノジェネシスとデアリングタクトがある程度の着差をつけたにも関わらず114にとどまったことを考えると、114でも標準より若干高めの評価で、113は標準か若干低めくらいなのかもしれません。

ソダシが着外だったこと、サトノレイナスがダービーに向かったこと、3着以下が揃って低レートだったこと、ユーバーレーベンのこれまでのパフォーマンスがそれほどでもないことなどから、現時点では114まではつけにくいということでしょうか。

ちなみに昨年のデアリングタクトは直線で進路が空かず着差が小さかったせいで113にとどまっただけなので、デアリングタクト級の強さでなければ113までつかないというわけではありません。

ユーバーレーベンの故障は屈腱炎ではなかったので良かったですが、秋華賞に間に合ってソダシともう一度対決が見られるといいですね。