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【天皇賞・秋2022】イクイノックスのレーティングは123

(2023年1月28日追記)
2023年1月に2022年のレーティングの確定値が公表され、以下の通り各馬1ポンドずつ下方修正されました。
2022年10月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 123 イクイノックス
2着 120 パンサラッサ
3着 119 ダノンベルーガ
4着 118 ジャックドール

以下は2022年11月5日の記事です。

天皇賞・秋の公式レーティングが以下の通り公表されました。
2022年10月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 124(119) イクイノックス
2着 121(118) パンサラッサ   1
3着 120(116) ダノンベルーガ  クビ
4着 119(117) ジャックドール  1/2
5着 115(120) シャフリヤール  2
6着 113(113) カラテ      1
※括弧内はプレレーティング

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2021年 124 エフフォーリア
2020年 120 アーモンドアイ
2019年 124 アーモンドアイ
2018年 123 レイデオロ
2017年 123 キタサンブラック
2016年 124 モーリス
2015年 120 ラブリーデイ
2014年 118 スピルバーグ
2013年 123 ジャスタウェイ
2012年 121 エイシンフラッシュ

予想よりかなり高い数値となりました。高い数値となったことはうれしい誤算ですが、若干無理に上げているところがあるので、最終的に下方修正されないか不安があります。

近年の天皇賞・秋の勝ち馬のレーティングは124前後ですし、天皇賞・秋は2年連続でレースレーティングが世界4位となるほどレベルの高いレースで、今年の上位馬のレベルも近年と比べて遜色ないと個人的には思います。

ただ、4着馬までのGⅠ勝利がパンサラッサのドバイターフ同着しかなく現段階では実績に乏しいこともあり、プレレーティングから2~5も高い数値となっています。

また、パンサラッサ以外はスローの上がり勝負だったためか、6着以下の着差が非常に小さくなっており、下位の馬のレーティングも若干過大な気がします。

カラテが基準馬となっており、それはあり得ると思っていましたが、2000mにおける2馬身差、1馬身差、クビ差のレーティング差はそれぞれ3~4、2、0~1なので、1~4着馬は最大限にレーティング差を大きくしています。

3馬身差と1馬身1/4差のレーティング差はそれぞれ5、2なので、ジャックドールとカラテの差は通常より1ポンド大きいですし、イクイノックスとダノンベルーガの差は勝ち馬ボーナスが1としても通常より1ポンド大きいです。

海外のハンデキャッパーとのすり合わせの結果、下方修正される可能性がそれなりにあると思いますが、この後のジャパンカップ香港カップ有馬記念でいい走りをして過大評価でないことを証明してほしいですね。

イクイノックスはジャパンカップ有馬記念の予定です。できればジャパンカップに出たいけど中3週なので、疲れが取れなければ有馬ということでしょうか。

ダノンベルーガの次走は報道されていませんが、同じくジャパンカップ有馬記念でしょうかね。今回高いレーティングを獲得したため、賞金の少ない同馬としてはレース選択がしやすくなって助かったでしょうね。

パンサラッサとジャックドールは香港カップの予定です。レイパパレ、ダノンザキッドも招待を受諾しましたが、日本馬が得意なレースですので、好走必至でしょう。

シャフリヤールはジャパンカップの予定です。外国馬はオネスト、グランドグローリー、シムカミルが出走予定です。イクイノックス、ダノンベルーガが出ないようだと日本馬が手薄なので、アルピニスタが出走するようならあっさり勝たれても不思議ありません。ぜひ出走して勝ってもらって来年以降の外国馬がさらに増えるといいと思います。

明日の早朝にブリーダーズカップクラシックがあります。フライトラインがいるため少頭数ですが、今年世界で一番レベルの高いレースじゃないでしょうか。

各馬が実力を発揮しつつフライトラインが大勝して140オーバーのレーティングがつく、そんなレースになるといいですね。