【2023年1月21日更新】2023年1月17日に発表された2022年のレーティングを反映させました。
日本のダート馬はクロフネ以降、オールウェザーを除くと長らく120以上のレーティングを獲得できずにいましたが、2021年にようやくテーオーケインズが120を獲得しました。
また、ブリーダーズカップディスタフを勝ったマルシュロレーヌも116を獲得し、日本の牝馬アローワンス4を加えると120相当になります。
2021年は他にもドバイワールドカップ2着、ドバイゴールデンシャヒーン2着、リヤドダートスプリント1着、サウジダービー1着と、海外ダートにおいて日本馬が活躍した画期的な年でした。
2022年もテーオーケインズとマルシュロレーヌが、今年からGⅠに昇格した世界最高賞金レース、サウジカップに出走するほか、GⅢに昇格したリヤドダートスプリント、サウジダービーや、ドバイワールドカップ、ドバイゴールデンシャヒーンにも何頭か出走が見込まれます。
海外で実績を残せば日本のダート馬に対する評価が上がり、120以上のレーティングが普通に出るようになると思います。
今回のランキングは、現在と比較可能な1997年以降のレーティングを対象としています。距離区分は以下の通りですが、118以上のレーティングを獲得しているのはMコラムとIコラムのみです。
スプリントは芝もレーティングが低めですが、日本のダートスプリントのGレースはカペラステークスしかありませんし、JBCスプリントに勝っても112前後しかつきません。
海外で活躍して高いレーティングを獲得しダートスプリント路線にもGⅠができるといいですね。
Lコラム、Eコラムは対象となるレースが日本でも本場アメリカでも少ないため、118以上を獲得した日本馬はいません。
距離区分
S=1000m~1300m
M=1301m~1899m
I=1900m~2100m
L=2101m~2700m
E=2701m以上
1位 125
M,I クロフネ(2001年ジャパンカップダート、武蔵野ステークス)
2位 120(牝馬116)
M テーオーケインズ(2021年チャンピオンズカップ)
M マルシュロレーヌ(2021年ブリーダーズカップディスタフ)
4位 119
I カネヒキリ(2008年東京大賞典)
M トランセンド(2011年ジャパンカップダート)
I ホッコータルマエ(2014年東京大賞典)
I クリソベリル(2020年帝王賞、JBCクラシック)
8位 118(牝馬114)
I ホクトベガ(1997年川崎記念)
M,I ヴァーミリアン(2007年ジャパンカップダート、東京大賞典、2008年フェブラリーステークス、東京大賞典2着)
M エスポワールシチー(2009年ジャパンカップダート、2010年フェブラリーステークス、かしわ記念)
I スマートファルコン(2011年帝王賞、JBCクラシック、2012年川崎記念)
M,I コパノリッキー(2016年帝王賞、マイルチャンピオンシップ南部杯、2017年東京大賞典)
I アウォーディー(2016年JBCクラシック)
M ルヴァンスレーヴ(2018年チャンピオンズカップ)
M ジュンライトボルト(2022年チャンピオンズカップ)
(参考)オールウェザー
122
I ヴィクトワールピサ(2011年ドバイワールドカップ)
121
I トランセンド(2011年ドバイワールドカップ2着)