海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

レースレーティングランキング2020上半期

今年の上半期の日本のレースレーティングランキングは以下の通りです
括弧内は昨年のレースレーティングです
4着馬までの今年の最終レートの平均で決まるので全体的にもう少し上がります

1 安田記念 121.50(120.00)
2 大阪杯 119.75(117.50)
3 宝塚記念 117.75(122.25)
4 ダービー 117.25(118.75)
5 中山記念 117.00(119.50)
6 高松宮記念 116.75(112.75)
7 皐月賞 116.25(118.50)
8 天皇賞・春 115.75(117.25)
8 帝王賞 115.75(114.25)
10 ヴィクトリアマイル 114.75(113.00)
11 京都記念 114.25(113.00)
12 AJCC 113.75(114.25)
13 NHKマイルカップ 113(114.25)
14 フェブラリーステークス112.75(111.75)
14 金鯱賞 112.75(120.00)
14 日経賞 112.75(112.00)
17 弥生賞 112.25(110.50)
17 東京新聞杯 112.25(113.00)
19 阪神大賞典 112.00(107.00)
20 オークス 111.25(113.00)
20 かしわ記念 111.25(113.50)
20 京王杯スプリングカップ 111.25(111.75)

アーモンドアイ(124)とグランアレグリア(119)のおかげで安田記念が1位です
121.50は昨年の世界10位に相当します

アーモンドアイのレーティングは今のところ世界3位タイですが、牡牝混合戦のレースレーティングの計算で牝馬は+4するため実質的には128となり、少なくともレースレーティングへの貢献度ではガイヤースの127を上回る世界1位です

世界1位のレースはディアドラが5着に敗れたエクリプスステークスで123.00くらいだと思われます
去年もエクリプスステークスは123.00で4位でしたが今年はエネイブルが今後のレースでレーティングを上げそうなのでさらに上がるかもしれません

クロノジェネシス(120)が出走した大阪杯宝塚記念安田記念に続く2位、3位です
宝塚記念はサートゥルナーリア(120)が4着に入ったのでそこそこ高くなりましたが2着3着が持ちレートが低い上に着差が開いたせいでレーティングがあまり上がらなかったので去年よりかなり下がりました

4位のダービーと7位の皐月賞は、コントレイル(122)とサリオス(119)は高いですが全体では去年より下がっています
去年は4着まで高レート馬が入り特にダービーは3歳限定戦で世界一でしたが、今年は2頭が強すぎて着差がついたので3着以下のレーティングが低いです

5位の中山記念は去年より低いですがGⅡの中では最高です
大阪杯、ドバイ、クイーンエリザベスⅡ世カップのステップとして今後も高レートを維持すると思います
対照的に14位の金鯱賞は大幅に下がりました
大阪杯、ドバイまで間隔が短いので今後も年によっては低調なメンバーになるかもしれません

6位の高松宮記念はグランアレグリアのおかげで爆上げです
日本のスプリンターのレーティングは低いので高レートマイラーが4着までに入らないと高くなりません

去年の世界トップ100のボーダーは116.50以上でしたが今年はコロナで少し下がるかもしれませんし116.25の皐月賞くらいまではトップ100に入ってきそうですが、8位タイの天皇賞・春は去年のグローリーヴェイズのように秋にレーティングを上げる馬がいないとランク外に落ちてしまうかもしれません

同じく8位の帝王賞は2年前が114.00なのでGⅠ格取得の基準である3年平均115.00に達していません
4着までの馬が合計で4上げればクリアするので115のオメガパフュームとチュウワウィザードがJBCクラシックチャンピオンズカップ東京大賞典で強い競馬をすればワンチャンあるかもしれません

20位タイのかしわ記念も去年はGⅠ格取得へあと一歩だったのですが今年は111.25なのでこのままだとあと3年は厳しそうです

牡牝混合戦の場合、牝馬はレーティングを+4するのですが牝馬限定戦では+4しません
10位のヴィクトリアマイルの114.75は日本の牝馬限定戦としては破格で、仮に混合戦のように+4すると118.75なので宝塚記念やダービーよりも高くなります

ブリーダーズカップディスタフヨークシャーオークスヴェルメイユ賞などはトップ100に入ることがありますが、グランアレグリアやクロノジェネシスヴィクトリアマイルに出ていれば日本の牝馬限定戦で初めてトップ100に入っていたかもしれません

13位のNHKマイルカップと14位タイのフェブラリーステークスは115.00を大きく下回っていますがGⅡへの降格の目安となる112.00以上は確保しています

GⅢで最も高いのはおととし、去年に引き続き東京新聞杯です
いずれGⅡ昇格もあるかもしれません

コロナで海外遠征が難しいので秋も国内レースが充実しそうですが、海外遠征で高いレーティングと賞金を獲得する機会もなくなります
暮れの香港国際競走には遠征できるといいですがどうでしょうかね