海外競馬、レーティング

日本馬の海外遠征、レーティング、次走情報など

大阪杯2021 予想レーティング

大阪杯はレイパパレのあまりの強さにびっくりしました。予想レーティングは以下の通りです。

1着 120(107) レイパパレ
2着 117(112) モズベッロ     4
3着 116(124) コントレイル   3/4
4着 111(121) グランアレグリア クビ
5着 113(119) サリオス     1 1/4
6着 110(116) カデナ      1 3/4
※括弧内はプレレーティング

モズベッロの112を基準にするとレイパパレは115となります。

GⅠ昇格後の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 116 ラッキーライラック
2019 118 アルアイン
2018 121 スワーヴリチャード
2017 121 キタサンブラック

115だと牝馬アローワンス4を加えるとアルアインより1高く、ラッキーライラックより1、キタサンブラック、スワーヴリチャードより2低くなります。

あり得る数値ではありますが、コントレイル、グランアレグリア、サリオスを大きく突き放した内容からするともう少し高いレーティングをつけるべきだと思います。

これ以上上げるにはちょうど良い基準馬がいないので予想が難しいですが、昨年の宝塚記念のクロノジェネシスは当初120で最終的に121だったことや、モズベッロとおととしのアルアインとの比較を考慮し、上記の予想としました。

道悪巧者のモズベッロが2着に来たことを考えると3着以下は道悪の影響を受けたと思われますが、それを割り引いてもレイパパレはものすごいパフォーマンスでした。

レイパパレの次走は宝塚記念でしょうか。宝塚記念は以下の通りすごいメンバーになりそうなので、今から楽しみです。
レイパパレ
クロノジェネシス
コントレイル
デアリングタクト
キセキ
グローリーヴェイズ
ヒシイグアス
ワグネリアン
モズベッロ
レンブーケドール
ワールドプレミア
アリストテレス
ディープボンド
ウインマリリン
ユーキャンスマイル
オーソリティ
ポタジェ
グロンディオーズ
ステイフーリッシュ

【高松宮記念2021】ダノンスマッシュのレーティングは116

(2022年4月10日追記)
2022年1月に2021年のレーティングの確定値が公表され、以下の通り各馬1ポンドずつ下方修正されました。
2021年3月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 116 ダノンスマッシュ
2着 111 レシステンシア
3着 114 インディチャンプ
4着 112 トゥラヴェスーラ

以下は2021年4月3日の記事です。

高松宮記念の公式レーティングが公表されました。
1着 117(115) ダノンスマッシュ
2着 112(112) レシステンシア  クビ
3着 115(119) インディチャンプ クビ
4着 113(105) トゥラヴェスーラ 3/4
※括弧内はプレレーティング

レシステンシアが基準になっています。着差がつかなかったのと4着にプレレーティングの低いトゥラヴェスーラが入ったのでもう少し低くなる可能性もありましたが、全馬予想通りでした。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 111 モズスーパーフレア
2019 114 ミスターメロディ
2018 116 ファインニードル
2017 116 セイウンコウセイ
2016 117 ビッグアーサー
2015 118 エアロヴェロシティ
2014 117 コパノリチャード
2013 119 ロードカナロア
2012 111 カレンチャン
2011 115 キンシャサノキセキ

117はロードカナロアエアロヴェロシティに次ぐ3位タイの高い数値です。香港スプリントを勝ったおかげで着差が僅差でも5年ぶりの高い数値をつきました。

前哨戦を勝ちまくってもGⅠだけは勝てなかったダノンスマッシュがぶっつけにした途端、国内GⅠを初制覇して今後ますます有力馬のぶっつけが増えそうですね。

ダノンスマッシュはこの後のチェアマンズスプリントプライズも楽しみです。スプリント王国の香港ですが今は手薄なのでブックメーカーのbet365で1番人気です。

レシステンシアの次走はヴィクトリアマイル、インディチャンプは安田記念の予定です。安田記念はグランアレグリア、サリオスとの再戦が楽しみですね。

高松宮記念2021 予想レーティング

高松宮記念はダノンスマッシュが香港スプリントに続いてGⅠ連覇を果たしました。
予想レーティングは以下の通りです。

1着 117(115) ダノンスマッシュ
2着 112(112) レシステンシア  クビ
3着 115(119) インディチャンプ クビ
4着 113(105) トゥラヴェスーラ 3/4
※括弧内はプレレーティング

着差がつかなかったのと4着にレーティングの低いトゥラヴェスーラが入ったので、もう少し低くなってもおかしくありませんが、香港スプリントを勝ったダノンスマッシュは過去の馬との比較では117くらいつけても問題ないのと、レシステンシアは桜花賞のパフォーマンスと遜色ないこと、3着も持ちレートの高いインディチャンプであることから、ここまではつけてもいいかなと思います。

全体的にこれ以上上げようとするとトゥラヴェスーラが一昨年の勝ち馬のミスターメロディと同じになってしまい、さすがに過大かなと思います(勝ち馬ボーナスをつけてダノンスマッシュだけ上げることは可能です)。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 111 モズスーパーフレア
2019 114 ミスターメロディ
2018 116 ファインニードル
2017 116 セイウンコウセイ
2016 117 ビッグアーサー
2015 118 エアロヴェロシティ
2014 117 コパノリチャード
2013 119 ロードカナロア
2012 111 カレンチャン
2011 115 キンシャサノキセキ

ロードカナロアがレーティングを引き上げましたが、近年は低迷しています。香港スプリントを勝ったこのタイミングでまたレーティングを引き上げてもらいたいところです。

前哨戦を勝ちまくってもGⅠだけは勝てなかったダノンスマッシュがぶっつけにした途端、国内GⅠを初制覇して今後ますます有力馬のぶっつけが増えそうですね。

ダノンスマッシュはこの後のチェアマンズスプリントプライズも楽しみです。ブックメーカーのbet365ではクラシックレジェンドに続く2番人気です。

レシステンシアはヴィクトリアマイル安田記念、インディチャンプは安田記念でしょうか。安田記念はグランアレグリア、サリオスとの再戦が楽しみですね。

来週の大阪杯は、2000mならコントレイルが一番強いと思いますが、どうでしょうか。

カフェファラオのレーティングは115【フェブラリーステークス2021】

フェブラリーステークスの公式レーティングが公表されました。
2021年2月GⅠ 重賞競走・オープン特別競走レーティング JRA

1着 115(112) カフェファラオ
2着 113(105) エアスピネル    3/4
3着 110(110) ワンダーリーデル 1 3/4
4着 109(111) レッドルゼル   1/2
5着 106(110) エアアルマス   1 1/4
※括弧内はプレレーティング

ワンダーリーデルを基準にするところは予想通りでしたが、あとは着差通りにつけられたためカフェファラオは115と過去10年で2014年のコパノリッキーと並ぶ最も低いレーティングとなりました。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 117 モズアスコット
2019 117 インティ
2018 116 ノンコノユメ
2017 116 ゴールドドリーム
2016 117 モーニン
2015 116 コパノリッキー
2014 115 コパノリッキー
2013 116 グレープブランデー
2012 116 テスタマッタ
2011 116 トランセンド

チャンピオンズカップの上位馬が出走せず結果もチャンピオンズカップ6着馬と7着馬のワンツーとなりレベルが高くなかったと評価せざるを得ないとの判断かと思います。

好タイムでしたしカフェファラオは強い馬だと思うので無理してでも116か117をつけてほしいところでしたが、オメガパフュームの115との比較で言えば妥当ではあります。昨年はJpn1を勝った馬がことごとく115で、115の壁がありましたが、今年もそうなるかもしれません。

レースレーティングは今のところ111.75です。112を3年連続下回るとアジアパターン委員会によりGⅠからの降格が審査されます。2019年は111.75、2020年は112.75なので結構危ないところでした。サウジカップができたことで今後も降格の恐れがあります。

芝馬のレーティングは海外で活躍することで昔と比べてかなり上がりましたが、ダート馬は海外での実績が足りないので国内GⅠを勝っても117かせいぜい118止まりです。

今年はドバイワールドカップにチュウワウィザード、ドバイゴールデンシャヒーンにコパノキッキング、マテラスカイ、ジャスティン、レッドルゼル、UAEダービーにピンクカメハメハ、フランスゴデイナ、タケルペガサスが出走予定ですが、勝って日本のダート馬の評価を上げてほしいですね。

ドバイでGⅠを勝ち、コパノキッキングがアメリカで活躍すればもう少し高いレーティングがつくようになると思います。

カフェファラオは次もマイルのかしわ記念でしょうか。ドバイワールドカップで4番人気にしているブックメーカーもあります。芝にも挑戦してほしいところですが次はどこでしょうか。

フェブラリーステークス2021 予想レーティング

フェブラリーステークスのレーティング予想は以下の通りです。括弧内はプレレーティングです。

1着 116(112) カフェファラオ
2着 114(105) エアスピネル    3/4
3着 110(110) ワンダーリーデル 1 3/4
4着 109(111) レッドルゼル   1/2
5着 107(110) エアアルマス   1 1/4

レッドルゼルを基準に1着から順に117、115、112、111にすることも可能ですが、若干高すぎるかなと思いこの数値にしました。

1600mの3/4馬身、1馬身3/4、1/2馬身、1馬身1/4のレーティング差は1.5、3.5、1、2.5なので、着差通りならカフェファラオは115になりますが、過去の勝ち馬と比べて低すぎるので116としました。

過去10年の勝ち馬のレーティングは以下の通りです。
2020 117 モズアスコット
2019 117 インティ
2018 116 ノンコノユメ
2017 116 ゴールドドリーム
2016 117 モーニン
2015 116 コパノリッキー
2014 115 コパノリッキー
2013 116 グレープブランデー
2012 116 テスタマッタ
2011 116 トランセンド

好タイムでしたしリヤドダートスプリントやサウジダービーを勝ったこのタイミングで過去10年で最低の115はないかなと思うので、116か117かなと思います。

ドバイワールドカップにチュウワウィザード、ドバイゴールデンシャヒーンにコパノキッキング、マテラスカイ、ジャスティン、UAEダービーにピンクカメハメハ、フランスゴデイナが出走予定ですが、勝って日本のダート馬の評価を上げてほしいですね。

ダート馬はGⅠを勝っても117かせいぜい118止まりですが、ドバイでGⅠを勝ち、コパノキッキングがアメリカで活躍すればもう少し高いレーティングがつくようになると思います。

特にダートスプリントは、グレードレースがそもそもカペラステークスしかなく、レースレーティングは105くらいしかありません。海外での活躍をきっかけに中央でもダートスプリントの重賞を増やして、ゆくゆくはGⅡ、GⅠに昇格させて裾野を広げていってほしいです。

手始めに、栗東ステークスが1400mではありますがレースレーティングが105近いので、GⅢに昇格させてほしいところです。ダートGⅡは東海ステークスしかないので、昇格条件を満たしている平安ステークスもGⅡにしてダート全体を底上げして、いずれはアメリカに伍していけるようにならないかなと妄想しています。

カフェファラオは次もマイルのかしわ記念でしょうか。ドバイワールドカップで4番人気にしているブックメーカーもあります。芝にも挑戦してほしいところですが次はどこでしょうか。

サウジカップ2021 ブックメーカーオッズ

総賞金2000万ドルの世界最高賞金レースであるサウジカップが2月20日に開催されます。

賞金は以下の通りです。5着でも1億円ちょっとなので日本のダートレースで最高のチャンピオンズカップフェブラリーステークスの優勝賞金1億円を超えるという破格の大盤振る舞いです。

その上、人馬の輸送費等は負担してくれるし予備登録料と出馬登録料も無料です。ドバイワールドカップも輸送費等は負担してくれますが出馬登録料が1300万円くらいかかります。

1着 1000万ドル
2着  350万ドル
3着  200万ドル
4着  150万ドル
5着  100万ドル
6着  60万ドル
7着  50万ドル
8着  40万ドル
9着  30万ドル
10着  20万ドル
※最大14頭立て

ブックメーカーのウィリアムヒルのオッズは以下の通りで、チュウワウィザードは13倍の5番人気です。

人気を二分するのがアメリカの2頭。マリブステークスを圧勝したシャーラタンと、ブリーダーズカップダートマイルとペガサスワールドカップを完勝したニックスゴーです。

それに次ぐのが昨年のサウジダービーでフルフラットの2着だったフランスダービー馬ミシュリフです。オーナーがサウジアラビアのファイサル殿下なので今年もここに出るということでしょうかね。

次が前走英チャンピオンステークスを勝ったアデイブですが、昨年も勝ったオーストラリアのクイーンエリザベスステークスに出走する予定で、ここは回避するかもしれません。

チュウワウィザードと並ぶのが昨年プリークネスステークスで米年度代表馬のオーセンティックを破ったスイススカイダイバーと、前走ドバイでアルマクトゥームチャレンジラウンド1(GⅡ)を勝ったミリタリーローです。

他にアメリカの善戦マンの2頭、昨年の5着馬タシトゥスと前走ペガサスワールドカップで5着だったコードオブオナーもオッズが提示されています。

アメリカのダートの牡馬は上位馬が軒並み引退したので、こことドバイワールドカップはチュウワウィザードにとってチャンスじゃないでしょうか。

3  シャーラタン
5  ニックスゴー
8  ミシュリフ
9  アデイブ
13 チュウワウィザード
13 スイススカイダイバー
13 ミリタリーロー
17 タシトゥス
26 コードオブオナー

1着賞金90万ドルのリヤド・ダートスプリントは昨年2着のマテラスカイとジャスティン、コパノキッキングが招待を受諾しており、今年も期待できます。

同じく1着賞金90万ドルで昨年フルフラットが勝ったサウジダービーはフランスゴデイナとピンクカメハメハが招待を受諾しています。タケルペガサスも選出されましたが辞退したようです。

昨年ディアドラが2着だった1着賞金60万ドルのミドルディスタンス・ターフカップはディープボンドが選出されましたが辞退、準メインで1着賞金150万ドルのロングディスタンス・ターフハンデキャップと1着賞金60万ドルの1351ターフスプリントは今のところ日本からの選出馬はいないようです。

ミドルディスタンス・ターフカップと1351ターフスプリントは、賞金がそれほど高くないですし日本の他のレースもある時期なのであまり積極的な陣営がいないようですが、来年以降コロナが収まれば日本のGⅡでは厳しいような馬あたりにぜひ行ってほしいところです。

ロングディスタンス・ターフハンデキャップは賞金が天皇賞・春と同じくらいで魅力的ですが去年も日本からの出走馬がいませんでした。ハンデ戦ですし天皇賞・春とその前哨戦と時期が近いので天皇賞が勝ち負けという馬は出ないし、そうでない馬は登録するけど選出されないという感じになっています。グローリーヴェイズ、ワールドプレミア、アリストテレスクラスが出るレースではないでしょうけどその下のクラスに出てほしいですね。

2020レースレーティングランキング暫定版

2020年のレースレーティングの世界ランキングです。

4着馬までの2020年の最終レートの平均から算出されますが、最終レートはまだ確定していないため暫定版です。

1 125.00 インターナショナルステークス
2 124.50 エクリプスステークス
2 124.50 ジャパンカップ
2 124.50 愛チャンピオンステークス
5 123.75 ジャックルマロワ賞
6 123.50 天皇賞・秋
7 123.00 ブリーダーズカップターフ
8 122.75 安田記念
8 122.75 英チャンピオンステークス
10 122.50 有馬記念

ベスト10の国別の内訳は、日4、英3、愛1、仏1、米1で日本のレースが最多です。距離別内訳は、中距離5、クラシックディスタンス3、マイル2です。

全て芝で、ダートではブリーダーズカップクラシックケンタッキーダービームーランドロンシャン賞プリンスオブウェールズステークス香港カップサセックスステークスあたりと並んで13位以下に入ってくると思います。

アメリカの馬はヨーロッパと比べてレーティングが低い気がします。レースレーティングが低いのは、ダートは着差がつきやすいので3着馬や4着馬のレーティングが低くなりがちなのも原因です。

ジャパンカップは2位タイの見込みですがエクリプスステークスが124.75になる可能性があるので3位タイかもしれません。日本のレースとしては2014年のジャパンカップの125.25に次ぐ歴代2位です。

安田記念はノームコアの香港カップのレーティングを117と仮置きしています。グランアレグリアのレーティングが上方修正されればさらに上がる可能性があります。

過去5年で4回も1位になっている凱旋門賞は11位くらいになりそうです。
凱旋門賞の日に行われたオペラ賞はレベルが高く、1着のタルナワがその後ブリーダーズカップターフを、3着のアウダーリャがブリーダーズカップフィリー&メアターフを勝ち、2着にコロネーションステークス勝ち馬のアルパインスターが、4着にサンタラリ賞勝ち馬のタウキールが入ったので、牝馬限定戦としては珍しく世界のトップ100GⅠレースに入る可能性があります。

ヴィクトリアマイルもノームコアの香港カップのレーティング次第では日本の牝馬限定戦として初めて100位以内に入るかもしれません。

世界のトップ100GⅠレースに入るボーダーラインは、2019年は116.50以上でしたが、2020年はコロナの影響でドバイと香港のレースが減るので少し下がると予想しています。

日本のレースでランクインするのは過去最高の12~14になりそうです。ジャパンカップ天皇賞・秋安田記念有馬記念大阪杯マイルチャンピオンシップ宝塚記念、ダービー、天皇賞・春皐月賞菊花賞高松宮記念のほか、スプリンターズステークスがダノンスマッシュの香港スプリントのレーティング次第、ヴィクトリアマイルがノームコアの香港カップのレーティング次第でランクインする可能性があります。

中山記念京都記念帝王賞札幌記念阪神カップもレーティングが高いですが、GⅠではないのでランキングの対象にはなりません。

2020年の最終レーティングは、世界版は日本時間の1月26日の夜に、日本版は1月27日に公表される予定です。